こんにちは!
相川陽介です。
今回は、
「宝塚歌劇団の男役に学ぶ、凛々しい低音ヴォイスの出し方」
ということで書かせていただきます。
女性誌「MISS」に目を通していましたら、こんな記事がありました。
「今、宝塚がアツイ! 理想の男性像がここにある!!」
とのこと。
宝塚さん。
すごいですよねー。
宝塚歌劇団といえば、日本人で知らない人はいないほどに有名な、女性だけの劇団。
幼少期の頃からの厳しい教育、稽古でも知られています。
その記事には、理想の男性像をこんな風に書いていました。
「女性も男性も憧れる、夢を見られる存在」
(星組 紅 ゆずるさん)
「清潔感ある美しさが男役最大の魅力」
(星組 柚希 礼音さん)
ふーむなるほど。
あなたにとっての、理想の男性像って、どんな風ですか?
男性、女性に限らず、
「こう在りたい」
「こう在ってほしい~」
というのがあると思います。
僕にとっては、男性の理想像というのは、
「自分の弱さと向き合っていて、自分の才能を磨き、他者と分かち合い、外見も美しく磨いている人」
ですね。
発展途上・・・・
宝塚歌劇団さんの男役といえば、独特の発声ですね。
「きみの~~こころに~~」
女性が出す、太く凛々しい低音。
近しい発声といえば、夜の時間に活躍する女性アナウンサーの声。
低音で、はっきりと、感情をいれずに事実を伝える、大人の女性の声。
女性ならではのかわいさやお茶目さを出すには向きませんが、信頼感や安定感、力強さなどを演出するにはとても役立ちます。
「アニメ声っていわれて困ってるんです・・・」
「子供っぽい声って言われて、イヤなんです・・・」
と思っている女性には、ぴったりですね。
分析しますと、あの声は
1、咽頭が広く開いている
2、舌やアゴがリラックスしている
3、胸部・肩の筋肉のリラックス
4、肋骨はじめ胸骨の強振動
によって発声されています。
このブログでは、2,3,4については度々言及してますね。
『かわいい声でお悩みの方への特効薬?の巻』
http://ameblo.jp/voice-artist/theme3-10017788159.html#main
今回は、1について。
なぜ、咽頭が広く開いていると、ああいう低音が出やすいか。
その理由は、
1、咽頭の空間の共鳴
2、呼気の流れがスムーズ
などがあります。
一般のほとんどの人は、この咽頭を狭く締めたまま発声しています。
結果、低音もでにくく、高音もでにくく、疲れやすい枯れやすい声になっているのです。
では、どうすれば咽頭が広くあくのか??
「アニメ声っていわれて困ってるんです・・・」
「子供っぽい声って言われて、イヤなんです・・・」
というような人は、早速やってみてくださいね!
やるのは、自宅がいいでしょう。
1、両手の人差し指を、両耳の下に当てる
2、当てたまま口を徐々に開ける。下あごを下げていく
3、両耳の下にくぼみができたら、そこに人差し指を軽くあてる
4、その状態のまま「おーーー」と声を出す。低い音で。
5、胸が響く感覚を感じる
以上です。
これであなたも、宝塚の男役さんの発声に「ちょびっと」近づけます(笑)
とはいえ、「ちょびっと」は「ちょびっと」です。
宝塚歌劇の男役さんといえば、想像を絶する難関をくぐりぬけた人たち。
尋常じゃないほどの稽古、発声練習を経て、あのように魅力的な声を手に入れているのです。
女性らしさを保ちながら、大人の女性の凛々しい低音の発声を本気で手に入れたいならば、やはりヴォイストレーナーにつくのが一番です。
体験レッスンはホームページからどうぞ