こんばんは!
声の芸術家です。


いずれ、朗読したいと思っている作品に、歴史小説があります。


以前のブログにも書きましたが、ユリウス・カエサルというローマ時代の偉人のこと。


英語読みだと、シーザーと読みます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%82%B5%E3%83%AB

学校の歴史の授業で習ったことが、みなさまある人物ではないかと思います。


歴史上の人物なんで、直接あって話すわけにはいかないですが、文章や記録を読んでいる感じで理解を。


相川が、今、「おぉ!」と思うポイントは、以下。


1、遅咲きの天才だが、若いときから理念に一貫性があった

2、有事の際には、細やかに気を配り勝利に導いたていること

3、金銭と女性関係に関する考え方



まず、1。そう、遅咲きなんです。

若くして才覚を表したってわけではなく、30代後半になってようやくローマの政界に名前が通り始めたとのこと。

10代の頃は、厳格で愛のある母アウレリアの教育によって、体とアタマをしっかりと鍛えられたようで。

20代には、政界のごたごたに巻き込まれそうになり、国外で学問をするという口実に亡命。

地方のローマ軍人の下で、軍務について。

ローマに戻ってからは、弁護士家業をはじめるも、失敗。また国外で学問。


と、そんな青年時代だったようです。


2について。
とにかく、カエサルは、戦争や政略には勝っていたようで。

文章の端々から、細かい根回しや、相手の事情を察する力、ゆるがない理念・ビジョンの一貫性を感じます。


そして、3。
カエサルは、天文学的な借金王だったようで。
50歳近くになってから改善。

豪遊するのに使ったお金と、政界進出のときに役立つ人気取りのための出費などが内訳のようで。


「金銭感覚がそういう時代だったんでは?」

という風に思いそうですが、実際はそうではなく。
同時代の人で、カエサルと同じ世代で、カエサルの100分の一以下の借金の人がいたらしいんですが、それで苦しんでいたという記録が。

やはり、カエサルは特別らしい。

女性関係については、当時の元老院議員の妻3分の1が、カエサルの愛人だったらしいです。

しかも、誰にもうらまれていなかったらしい。
さらに、それは公然の事実だったとのこと・・・


源氏物語の光の君と、似た考え方だったのではないかと思います。

「一人一人を、大切に思う」


などなど、カエサルについての考察でした