こんばんは!
声の芸術家相川陽介です。
最近、劇団四季の浅利先生の記事を拝見し感銘を受けました。
抜粋で
「舞台の感動というのは、8割が戯曲で決まる。役者の表現力や音楽、照明や舞台装置は残りの2割である」
日本にミュージカルというものを根付かせた浅利先生いわく、感動は原稿の質で決まるということを!
どひゃー。
歌や踊りやオーケストラの、とてもエキサイティングな舞台がミュージカル。
しかし、朗読は、基本的に自分の声のみ。
だとしたら、ますます原稿の質が重要に。
朗読では、「原稿勝ち」という現象があります。
それは、演者の実力に関係なく、原稿が優秀であれば、お客さんに感動がしっかり伝わるというものです。
誰が読んでも泣けるものなど。
朗読家の自分としては、表現を磨き続ける努力はしつつ、最高の原稿を作っていくことも大切だなと感じています。
しかし、優秀な朗読家は、優秀な脚本家でもある必要があるか?
それは、今のところ、答えでず。
相川の周りには、今のところ、専門の脚本家はいません。
なので、原稿は自分を含め、リーディングカンパニーの座員と作っています。
優秀な朗読家は、優秀な脚本家でもある必要があるか?
この問いは同時に、
「自分の天才性をどこに定めるか?」
という問いにもつながります。
自分は何者なのか?
朗読家?
脚本家?
そう、僕は
声の芸術家
なわけです。
脚本家であり、朗読家であり、歌手であり、ヴォイストレーナーであり、研修講師であり、経営者であり、生徒であり、先生であり、作家である。
さまざまな立場、さまざまな表現手法を通じて、自分の才能を世の中に分かち合えるように・・・
そのために声とかかわっていきます。
誰もが、その人しかできない役割を持っているということ。
あなたの役割はなんですか??