先週末、エルデーディSQの「アマデウス・クァルテットへのオマージュ」と題された演奏会に出掛けました。

お目当てはメインのブリテン3番。紀尾井ホールでベルチャQがアンコールで第3楽章を演奏してくださってから、ずっと全曲聴きたいと思っていました。Endlich!

前半のハイドンもロザムンデも良かったですが、やっぱり思い入れたっぷりのブリテンが素晴らしかったです。ちょっぴりバルトーク風?

ブリテンが残した最後の作品で、彼らの師匠アマデウスQが初演を手掛けたそうです。

私はブリテンを聴くと...

ミーくんのことを思い出さずにいられませんo(;△;)o

無伴奏チェロ組曲を演奏会の予習のために毎日聴いていた時に、ミーくんがいつも挙動不審に陥っていたんです(笑) びくっと身体を震わせたり、後ろを振り向いたり、きょろきょろ周りを見たりと不安で落ち着かない様子で、まるで目に見えない何かの気配を感じ取って、恐れているかのように...

オペラ作品や戦争レクイエム、Vn協奏曲を聴きまくっていた時は大丈夫でしたし、普段ホラー映画のサントラのような猟奇的でエグイ現代音楽ばかり聴いていてもそんなことなかったので不思議です。

ウィスペルウェイ氏の演奏はたしかに強烈な死のイメージでどす黒い闇に支配されていましたので、ミーくんもこの曲の持つただならぬ雰囲気を敏感に感じ取っていたのしょうか...?

ミーくん、あの時はごめんね~(T▽T;)

弦楽四重奏曲はそれに比べると透明感のある美しい響きが印象的で、きっとミーくんも気に入ってくれるでしょう♪o(^-^)o

アンコールの前に第1Vnの蒲生氏が、アマデウスのメンバーに「何故、弦楽四重奏を演奏するのか?」と質問されたお話をしてくださいました。

「それは、ベートーヴェンの後期を演奏するためだ!」と言われたそうです(^_^;)

「ベートーヴェンは晩年どんどん精神が高まっていき、交響曲もピアノ・ソナタもすべて書き終わった後、最後は弦楽四重奏曲だけを書いていた」ともおっしゃっていました。

そしてアンコールに、それはそれは美しいカヴァティーナを演奏してくださいました(ノ_・。)

この、涙なしでは聴くことのできないop.130のカヴァティーナは先日ご紹介しましたので、今夜はop.132より第3楽章のモルトアダージョ「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌~新しい力を感じて」をご紹介しますね♪

この曲は、火曜日に神奈川県立音楽堂で東京クァルテットの感動的な演奏で聴いたばかりです。

重い病気から回復したベートーヴェンの神へ感謝を捧げる音楽ですが...

死の直前、かなり具合が悪くて辛そうだったミーくんもきっと今はあらゆる苦痛から解放されて、この音楽のような神々しいばかりにまばゆい光のかたまりに包まれているような気がふとして...

どうしようもなく泣けてきました...(ノ_-。)



「無人島に持っていきたい」といつも書いているベートーヴェンの後期カルテットですが、私はこの音楽と出会うために生まれてきたのではないか?と思ってしまうくらい、とても大切な存在です。

残念ながら私の周りにはこの思いを共有できる人が全然いなくて、たまに曲を知っている人に会っても「オジサンみたいですね!」と笑われてしまうのですが(^o^;)

素晴らしいですので機会がありましたら是非お聴きになってみてください(笑)

それではみなさん、どうか素敵な週末をお過ごしくださいね♪

私は今シーズン初のスキーで福島に行ってきま~す(^O^)/