今日は、出版社がまた描いてほしいと思う漫画家について書かせていただきます。
それはもちろん、画力やネーム力といった能力の高さはさることながら信頼できる漫画家に対して
出版社はまた描いてほしいと考えています。
弊社では電子コミック専門出版社として毎月30名近い漫画家と契約を結んで継続的に漫画制作を行っています。
現在では30名のうち約半数近い方がいわゆる専属漫画家として毎月継続的な制作をお願いしています。
そして残りの半数の漫画家様が作品契約…つまり単発制作依頼という形で漫画制作をお願いしています。
もちろん、そのほとんどが仕事をきちんとしていただいておりますが中には残念ながら次回は依頼できない漫画家の方もいらっしゃいます。
漫画家T様は過去に読み切り作品を商業雑誌などにも出されたことのある新進気鋭の漫画家様です。
そして1作品目を作品契約で製作いただき、2作目からは専属契約をご希望の漫画家様でした。
しかし、残念ながら弊社から1作目が納品されたのちに結ぶことをご提案はしませんでした。
理由は2つあります。
今回はまずは1つ目の理由をお話しさせていただきます
1つは納期遅延です。
いえ、正確に言うと納期遅延だけが原因ではないですが…
T様は2ヶ月内に納品というお約束をさせていただきました。
そして2ヶ月経ち、納品がないため「どうかされましたか?」とご連絡をして1週間後に
「すこし納期が遅れそうです」
というご連絡がありました。
さまざまなお仕事を兼務されている以上あまり望ましくはないのですが納期が間に合わないことはあるかと思います。
特に弊社の満加賀さまは漫画だけを描いているわけでなく、昼間はアルバイトや普通のお仕事をしながら夜制作されている方も3割近くいらっしゃいますので遅延はよくあることです。
専属契約をお断りした1つ目の理由…
それは報告を疎かにされているということです
納期に送れそうな場合に最低でも1週間前くらいには遅延になる旨をお願いしています。
しかし、T様は連絡をしてこず、こちらが連絡をして1週間も経って遅れるというご連絡をいただいたのです。
私もサラリーマンを10年以上もやってきました。
そのため納期遅延で商談をダメにしたことも多々あります。
しかし、何よりも取引先を怒らせて信頼を失うこと…
それはコミュニケーション力不足です。
コミュニケーション不足というと幅広いですが今回のT様のように
約束していたことを遅れるのはしょうがないにしても
「遅れそうです。すいませんが2週間ほど納期を伸ばしていただきたい」
というような社会人として当たり前ともいえることを取引先…ここでは出版社に連絡できないことです。
嬉しいことに弊社ではあまりそのような漫画家の方はいらっしゃいません。
信頼が大切なのは漫画家だけではありません。
どんな業界・業種でも信頼をなくせば二度と同じステージで活躍することはできないのです。