最近の嫁は、赤ちゃんがよく動くと言って喜んでいる。ところが、私がお腹をさわるとなぜか赤ちゃんはじっとしてしまう。手のひらをお腹に当てていても動きが感じられないのであきらめようとすると「ダメ!」と嫁に手をつかまれる。
赤ちゃんは7か月目に入ったところで、このところお腹の中で活発に動き回っているようだ。1か月くらい前には胎動が感じられないと心配していたのがウソのようである。
自分の年齢を考えると、今から子どもを持つのはかなり無理がある。それでもそうすることにしたのは、自分と結婚したせいで嫁が子どもを持てないのではあまりにもかわいそうだから。 「子どもは10人ほしい」と嫁はよく言うが、さすがに一人で勘弁してもらいたい。
安定期と言われる時期には4週間に1回だった産婦人科の診察は、これからまた2週間に1回になる。新型コロナ対策のため、その産婦人科病院は原則本人以外病院の中に入れないのだが、私は通訳として特別に入れてもらっている。通訳なので当然診察室にも入る。待合室にいるのは通常は産婦さんと赤ちゃんだけだ。男は私一人。最初は居心地が悪かったが、産婦さんたちは私の存在をまったく意識していない様子なので、そのうちにこちらも気にならなくなった。
子どもを産むときには当然入院することになり、そのときには私は立ち会うことはおろか見舞うことも許されない。だから、診察のときにもできるだけ嫁が自分自身で医者や看護師とやりとりした方がいいのだが、強制的に通訳をやらされている。入院中に困らないように妊娠、出産、育児関係の日本語をちゃんと覚えてほしいものだ。
