1年半もご無沙汰でした。

 

いろいろありましたね、この間に…。

 

それらをいったんリセットして再開したいと思います。

 

タローは2歳と4カ月になりました。

以前見学に行ったと書いた保育園に入園し、4月に無事進級しました。

 

少し前の話ですが、夜中の2時過ぎにタローが苦しそうな咳をし始め、私は目を覚ましました。

咳のときも呼吸自体も音が何か変なんです。

咳が出ることはよくありますが、こういう音は聞いたことがありません。

呼吸音も普通ではありません。

もしかして何か喉に詰まっているのでは?

もしそうならすぐに対処しないと危険!

正座した太ももの上にあおむけに寝かせ、肩甲骨の間を何度か平手で叩きます。

背部叩打法というのでしょうか。

しかし、口からは何も出てきません。

どうすりゃいいんだ!

救急車を呼ぶ?

でも、必要もないのに救急車を呼ぶことは本当に必要とする人の命を危険にさらすことになるという記事を読んだばかりです。

必要なのか必要でないのか?

「救急車を呼んだ方がよいか」、「今すぐ病院に行った方がよいか」など、判断に迷ったときは、♯7119に電話すると、医師、看護師、トレーニングを受けた相談員等がアドバイスをしてくれます。それを知っていたので、かけてみました。

すぐつながって、名前と年齢を聞かれます。タロー、2歳と答えると、子供はこの番号ではなく、#8000にかけてほしいと言われました。それは知りませんでした。

あわててそちらにかけます。が、つながりません。込み合っているのでしばらくたってからおかけ直しくださいという案内が流れます。

何度かかけ直しました。

ダメです。何度かけてもつながりません、。

そうしている間にも、タローは苦しそうな咳をしています。異常な音です。

万が一喉にものを詰まらせているとしたら、最悪の事態もありうるので、仕方なく119番に電話しました。

 

 

すぐにつながり、年齢、症状などを聞かれます。救急車を呼ぶ必要があるのかどうかはわからないのですが、#8000にかけてもつながらないので119番しましたと伝えると、救急車を向かわせますとのこと。

10分で着くと言われたため、ベトナム嫁と共にあわてて身支度をし、救急車の到着を待ちます。

 

10分をちょっと過ぎたくらいで到着しました。タローを抱いて夫婦で救急車に乗り込みます。救急隊員の方に状況を説明すると、喉にものを詰まらせているわけではないと判断したようです。熱を測ると37度9分。家族や周りの方の中にコロナやインフルエンザにかかっている人はいないかと聞かれましたが、いいえと答えます。

 

 

受け入れ先が決まり、そちらに向かいます。およそ15分ほどで病院に到着。すぐにお医者さんに診てもらいます。

窒息しているわけではなく、気管支に問題があるために呼吸時にこういうおかしな音がするのだと説明されました。

ああ、よかった。一安心です。

しかし、それならわざわざ救急車を呼ぶようなことではありませんから、その点は申し訳ない。けれど、素人には判断できません。あんな異常な音を聞いたのは初めてでしたし、#8000には何度もかけてつながらなかったので仕方なく119番したわけですから、今回は許してください。

 

1~2回分の薬を受け取り、タクシーを呼んで家に帰りました。

 

救急隊員の方、病院の先生、看護師さん、帰りのタクシーの運転手さん、皆さん親切でした。

 

 

こんなふうにいざというときにすぐに助けを求められるのは日本の素晴らしいところだと改めて感じました。

ベトナムでは救急車を呼ぶのにもお金がかかります。また、これほど迅速に対応してもらえる可能性は低いでしょう。

 

救急車に乗るのは私は初めてでした。タローは2歳にしてその経験をしているわけです。

 

乗り物絵本を見ているとき、救急車を指さして「これに乗ったよね?」と聞くと、なぜか「ううん」と首を横に振るタローです。