最近は目の前で両手の指を絡めるのがタローのお気に入りです。右手の人差し指を左手の5本指で握りしめたりしています。

 

 そして、首を後ろにそらしながら体を横にねじり、今にも寝返りをしそうな体勢をとることが多くなりました。いつも惜しいところまで行くものの、今のところはまだ寝返りに成功したことはありません。

 

 ベトナム嫁は早く寝返りをさせたくて仕方がないようですが、寝返りを始めるのが3カ月だろうと6カ月だろうとどうでもいいと私は思っています。でも、タローが寝返りを打ちやすいように赤ちゃん用のベビーサークルと床に敷くマットを買えという圧力が半端ではありません。

 近いうちに買うことになるでしょう。
 

 
 仕事中にベトナム嫁がビデオ通話をかけてくることがあります。私は個人事業主でふだんは自分の事務所に一人でいるので、特に手を離せない仕事をしている最中でなければそれに答えます。


 家にいなくてもタローの様子を見られるのはとてもうれしいです。私の顔が表示されているスマホの画面を嫁はタローに見せます。こちらが笑いかけると、けっこうな確率でタローが笑ってくれるんです。これって偶然でしょうか? 画面上の私を認識してくれているんじゃないかなと思うのですが、どうでしょう?


 さすがに父親だということまではわからなくても、いつもいっしょにいる生き物だということはわかっているんじゃないでしょうか。


 また、まだ1カ月くらいの頃の動画をスマホで見せたとき、タローはじっとそれに見入ったかと思うと、笑い声をあげました。これにはびっくりしました。自分だということはわからなくても、何か親しい存在だということは感じ取っていたのでしょう。
  
 赤ちゃんの成長はとても早いです。赤ちゃん赤ちゃんしていたのは最初の2カ月くらいで、それからは日々少しずつ男の子っぽくなってきており、赤ちゃんらしさは次第に薄れつつあります。


 可愛さの世界記録を日々更新し続けているタローですが、一方で赤ちゃんらしさがだんだん失われていくのにはさびしさも感じます。