作詞・作曲:黒うさP
唄:KAITO V3
花道を薄く照らして
寄せ木細工 音を奏でた
艶やかな 上弦の月
雲に消えた 傘もないのに
朝がきて それが春の
霜解けの様に
凍てついた恋がいつか
熱く流れるならば
終わらない雨の中で 抱きしめて
貴方が 答えを 隠しているのなら
変わらない声で どうか囁いて
壊れた心を せめて包んで
傾いた気持ちはやがて
秘密ばかり増やしていたこと
また一つ 「変わらないで」と
頬の紅を崩してたこと
降り続く雨がやがて
洗い流した
鮮やかな色を付けた
雪の椿のように
仮初の夢がいつか覚めたなら
貴方を 探して 何処へと進むだろう
ささやかな願い事をしたことも
見渡す景色も 忘れてくだろう
遥か遠く離れて
それはとても儚く
過去も 現在(いま)も 全てを
託していくなら―――
終わらない雨の中で 抱きしめて
貴方が 答えを 探しているのなら
雪椿 紅く染まる 花びらに
今宵を預けて迷い続けた