悪ノ領主


【作詞:宮瀬葉月】

【作曲:悪ノP】

【歌:神威がくぽ】


「あーはっはっはっはっ!さぁ、跪くがいい!」


むかしむかしあるところに
戦国乱世の唯中で
頂点に君臨するは
齢不詳の領主様


絢爛豪華な調度品
良く似た双子の家臣達
愛馬の名前はナスノヨイチ
全てが全て彼のもの


お金が足りなくなったなら
愚民共からしぼりとれ
私に逆らう者達は
粛清してしまえ


「はい、お館様」


悪の将 華麗に舞う
鮮やかな彩りで
周りの哀れな敵兵は
嗚呼 彼の刀に倒れ伏す



暴君領主が恋するは
花の笑み持つ緑の子
だけども彼女は隣国の
青い男の許婚


嫉妬に狂った領主様
ある日兵達を呼び出して
静かな声で告げました
「憎き青を滅ぼしにいく」


幾多の家が焼き払われ
幾多の命が散っていく
苦しむ人々の叫びは
領主を止められない


「おや、茶の時間だ」


悪の将 華麗に舞う
狂おしい彩りで
とても美しい舞なのに
嗚呼 それは人を殺める術



悪の領主を倒すべく
ついに人々は立ち上がる
烏合の彼らを率いるは
赤き衣の女武人


つもりにつもったその怒り
国全体を包み込んだ
長年の戦で疲れた
兵士達など敵ではない


ついに居城は囲まれて
家臣達も寝返った
強く美しい領主様
ついに捕らえられた


「この、無礼者!」


悪の将 華麗に舞う
儚げな彩りで
彼が築いた楽園は
嗚呼 もろくも儚く崩れてく



むかしむかしあるところに
戦国乱世の唯中で
頂点に君臨してた
齢不詳の領主様



処刑の場所は河川敷
彼が処刑をしてた場所
領主と呼ばれたその人は
罪人となり何を思う


ついにその時はやってきて
終わりを告げる声響く
民衆などには目もくれず
彼はこう言った


「おや、茶の時間だ」


悪の将 華麗に散る
鮮やかな彩りで
後の人々はこう語る
嗚呼 彼は正に悪ノ領主