12/7 18時ごろ
出産予定日より18日早く妻に陣痛がきた。
こんなに早くくると思ってなく、慌てて準備をした。
ドキドキと同時に不安が押し寄せてきた。
20時に病院に到着。
22時に男の子が産まれた。
とても嬉しかったけど、ドタバタだった。
12/7は隣町に住むおばあちゃんの誕生日の次の日。
おばあちゃんは89歳になった。
同じ誕生日とはならなかったが、それも嬉しかった。

11日まで入院のため、14日にでもおばあちゃん家に行こうかと考えていた。
取り急ぎ産まれた次の日に母とおばあちゃんがご飯に行くそうなので、写真を見せてあげてと伝えた。
感想は聞いてないが、喜んでくれただろう。

そして今日、普段電話をかけてこない父から電話が来た。
僕は最初電話の内容を理解できたかった。
「おばあちゃんが亡くなった」
おばあちゃんには動脈瘤があり、手術が難しいため破裂したら終わりという状態であった。
おばあちゃんに会いに行くと、いつもそのことを笑いながら話してくれた。

おばあちゃんは一人暮らしで、今日はデイサービスの予定だったので亡くなってるのが見つかった。
実際は昨日亡くなってたのかもしれない。
おばあちゃんは20年前に亡くなったおじいちゃんの仏壇の前で亡くなったそう。
破裂して即死状態って聞いたけど、僕は苦しくておじいちゃんに助けを求めに行ったのではと思った。
寒い中、1人で苦しんでいたのではと思うと悔しくて仕方ない。
そばにいれなくて、1人にしちゃっててごめんねって言葉しか出てこない。
後数日、生きていれば産まれた子どもにも会わせられたと思うと悔しい。
持病があるのは分かってたけど、いつでも会えると思っていた。
いつでも会えるは間違いだと実感した。
会って話をしたい。
せめて最後にありがとうと伝えたい。
そう思うと涙が止まりません。

知り合いの突然死は初めての経験で、今でも気持ちの整理ができていません。
ただ、予定より18日早く子どもが産まれ、写真だけでも見せられたのは奇跡なのかと思った。

おばあちゃん、本当に今までありがとう。
そしてごめんなさい。
いつまでも私たちを見守ってくれると嬉しいです。
僕も家族のために頑張ります。