Let Me Take You Out!制作ログvol.3
今回は「アレンジ(リズム編)」です。
前回を読んでいない方はまずはこちらを!
制作ログvol.2「スケッチ」
何故「リズム編」かというと、
僕はリズムアレンジと上音のアレンジは別セクションとして制作しているからです。
わざわざリズムアレンジを別セクションに分ける理由はリズムの作成には特にこだわりを持っているからです!
前回も言いましたが僕は元々HIPHOPのトラックメイカーです!
今も作っていますが割合的にはR&B、POPの方が多いです。
HIPHOPのトラックはリズムが命と言っても過言ではない程、リズムが重要な要素になります。
そんなHIPHOPトラックを作り続けてきたので曲を作る際はまずリズムがイケてるかどうかを気にしてしまう性分になりました!
なのでリズムにはこだわってます!
では作成手順!
[使用機材]
僕はリズム作成の97%ぐらいNative Instruments社のBatteryというソフトを使って作っています。
これはドラムサンプラーのソフト版みたいなモノです。
Batteryを使う理由は僕の特殊なリズム作成に対応出来るからです。
まずはBATTERYを立ち上げます。
[音色のチョイス]
次に音色を探します!
音色は丹精込めて作成したVNOライブラリーから選びます!
いろんなところから集めた音や作った音でライブラリーを作っています。
プリセットは使いません。
元々の音色も使うことがありますが多用はしません。
料理でも仕込みが大事なように音楽作成でもこういった仕込みがかなり重要です!
クオリティの高い音を沢山用意し、整頓し直ぐに使えるようにしておくのです!
[音色の作成]
そして、次にチョイスした音色をいろいろ混ぜ合わせ音を作っていきます!
混ぜ合わせる時のコツはTuneで音の高さを調整、サブとして混ぜる音はコンプでアタックを削りアタックに音が集中し過ぎないようにする。EQで被り過ぎてる音をカットする。
今回はコード進行がワンループの曲なのでリズムだけで展開を作りたかったので、キック(ドンって音)やスネア(チャって音)だけでも1番Aメロ、Bメロ、サビ、2番Aメロ、Bメロ、3番と全て違う音にしています。
今回はキック5種類、スネア8種類をブレンドさせて作っています。
[打ち込み]
作った音を鳴らしていきます!
これかなり重要ですが絶対にクオンタイズはしません!
クオンタイズとは決められた小節等にピッタリはめることです。
クオンタイズするとピッタリのタイミングで音が鳴るのですがピッタリのタイミングで音が鳴り続けると全く面白く感じないのが人間です!
人は完璧過ぎるモノに感動しないと言うことなのでしょう!
不完全であるからこそ美しい!!
芸術とはそういうモノなのかもしれません。
なので、これは大変な作業になりますが念入りに細かく自分のグルーブを作っていきます!
ループ部分はProtoolsにBeat Detectiveといって自分で作成したグルーブを読み込みそれに合わせてクオンタイズ出来る機能があるので、ワンループを作成した段階でBeat Detectiveでそのグルーブを読み込みコピペ!
しかしここでもコピペの後、タイミングを微量にランダマイズします!
これもかなり重要で、ループですが厳密にはループではない!ちょっとした不完全さにこだわっています!
[ベロシティ(音の強弱)]
さらに、ベロシティも一音ずつ細かく設定!
ループした際にはタイミング同様にランダマイズ!
細かく言うと、例えばキックも四つ打ちで四回鳴るとすると全部微妙に変えます!
ドン ドン ドン ドン
↓
ドン ドン ドン ドン
みたいな感じにするとノリが出てきます!
[音色自体も微妙に変化させる]
変える部分はアタックやリリース、ピッチ!
どういうことかというと、
ドン ドン ドン ドン
↓
ドン ドッ ドン ドォン
みたいな感じにするのです!
ピッチは頭の音を微妙に高くすると前のめりな感じに、裏拍の音を高くすると後ろ乗りな感じになったりします!
ここをこだわることでリズムに自分の色を出せます!
これでかなりグルーブが出てきます!
こういった細かい作り込みをするのにBATTERYが重宝するのです。
BATTERの画面とMIDI(演奏情報)の画面!
(現在はBATTERY4を使用)
かなり大変な作業ですが、こだわり、こだわって、こだわりまくることにより魂がこもると思っています!
では出来上がったリズムをどうぞ!
今回はリズムを聴いて欲しいので上音はPADのみです!
今回は未来チックなサウンドにしたかったのでリズムの時点で未来チックにしたつもりです!!
長くなりましたが以上です!
では次回は「アレンジ(上音編)」です!
では、また次回~!
