イギリス留学中に寮に入っていたんですが、なんと空き巣に入られてパソコンごと今までの人生で撮った写真を全てなくしてしまう、ということがありました。facebookもまだ持っていなかったので、本当にただの1枚も写真は残っておらず…パソコンを盗まれたことより写真惜しさに涙が出ました。


というのも私は旅行が趣味なので今まで旅した場所の思い出がなくなってしまったような気がしてめちゃくちゃ悲しかった。でもこのことをきっかけに”記録”を残すのは大切なことだと気づくことができたのでよしとしよう!写真も友人からもらい直したり、HDから復元して少しは戻ってきたことだし。


イギリスにいるときも日記を残すべきだったなー。ちょっとだけこのブログに書いてあったのを読み返すとすぐに当時のことが思い出せて楽しいです:)


今年は2度目のバックパックに出かける予定なのでその予習・復習のためいろいろ書いていきます!ひとまず過去の旅行とこんごの予定をgoogleのマイマップ機能を使って地図にするのにはまってます。これすごく便利!

先週の金曜日Londonのとあるレストランに行ってきました。


そこは一風変わったレストランでホールスタッフが全盲かまたはそれに近い人たちなんです。

カウンターには会計や予約の確認のため健常者のスタッフさんが数人いらっしゃって、名前と時間のチェックをしてくれます。確認が済んだら、しばらくバーラウンジのようになっている室内で予定の時間までお酒を飲んだり、談笑したりお客さんたちがゆっくり時間をすごしていました。

数名のグループごとにひとりのホールスタッフがついて、席まで案内してくれるのですが、なぜこんなまわりくどい方法をとっているのかというと、食事をする室内が真っ暗なんです。

だから何を食べるかはあらかじめ予約の時にコースを選んで決めておきます。今回は見えないという状況を最大限楽しむために「Suprise」というコースを選びました。


真っ暗なので、どうやっているのかわわからないのですが、その部屋は一筋の光も入らないように設計されているので’目が慣れる’ということがありません。入ってから食事を終えて外に出るまで完全な暗闇なんです。

黒いカーテンをくぐると、そこからは歩くことすらできません。スタッフの肩につかまっていわゆる電車ごっこのように室内を移動するにもかかわらず、足を一歩踏み出すのも躊躇するくらい’真っ暗’なんです。


多分、としか言えないのですが、このレストランのテーブルは細長いテーブルがいくつか用意されてるようで、その長机に何組ものグループを座らせるようなんです。ふたりでいくと横の席には隣のグループが座っていて向かいに一緒に来た人がいる形になります。だから当然、それぞれのサイドの通路を通ってひとりづつ席まで案内する必要があります。なので、席に着く前、あとで案内される側はほんの30秒ほどでしょうが、ひとりで待っていないといけないんです。その30秒の長いことといったら…あんなにながい30秒は生まれて初めてでした…身動きひとつできないときにスタッフさんの手が離れた時の不安といったらなかったです!


なんとか席に着いたらフォークとナイフをスタッフさんが手に握らせてくれ、手探りでナプキンをつけて料理を待ちます。正直向かいにほんとに自分の連れがいるのかすら判然としないです。

そしてだんだん理由はないんですがだんだん怖くなってきて、早く外に出たい!と食べる前から言い合っていました。でも絶対自力では動けないし、まわりのお客さんたちは英語で話してて、それも少し不安をあおるのか、はやく明るいところに行きたくてそわそわした気持ちで料理を待ちます。無意味に「こわいこわい!」を連呼してたのですが、あえて理由をあげるとしたら’見えないこと’だったと思います。テーブルの上で相手の手を触るでもしないとそこにいることすら確認できないんですから。


しばらく完全な暗闇のなかにいると方向感覚がにぶるみたいで、ちょっと酔ったときのような頭がくらくらする感覚に襲われます。その頃にスターターがでてきたんですが、驚くべきことに、「ナイフとフォークが使えない…」、んです。何度試してもあまりにささらないのでもどかしくなって半分は手で食べてました…

メインはお肉だったのでなんとかフォークで食べれたものの普段なんの意識もなしにやっていることができないというのはすごくもどかしくてやきもきしました。


食べてる最中に驚いたのが、集中しないと「何食べてるかわかんない…」。食事は舌で楽しむものだと思っていましたが視覚に頼る部分が大きいのがよくわかりました。おいしいんだけど何かわかんないっていう奇妙な感覚で、口にいれるのもおっかなびっくりというか、次はどんな味がするんだろうって思いながら食べました。しかも食べてるものが違うんじゃないの?ってくらい連れと予想があわなくて一口食べては話し合ってました。まわりのイギリス人たちも同じみたいで「may be・・・」っていう言葉があちこちから聞こえてきました。

それに何か喋り続けていないと、何度も言いますがなにせ全く見えないので、不安になってくるんです。外に出た時ちゃんと目見えるのかな?と今思うとわけのわからない心配もしていました。

スタッフさんが「Let's go!」と声をかけてくれた時、やっと外に出れる!と心の底から安心し、帰りも行きと同じく電車ごっこ、しかも横のグループのイギリス人のお客さんといっしょでした。


ラウンジに戻ると何を食べたか写真つきメニューで教えてもらえるんですが、ビーフだと思ってたメインのお肉は2種類あって、しかもビーフじゃなくてシマウマとカンガルーだったんです…ちなみにどっちがどちだったかは聞いてもわかんなかったです。


このレストランは視覚による情報にどれだけ頼っているかということまた、それゆえに視覚があたえる先入観について考えたり、それらを取り除いて物事を感じてほしいというコンセプトで2004年に創業したそうです。また暗闇の中では目の見えない人が目が見える人の’目’になるという体験をすることを意図しています。

実際に私はあの暗闇を彼らがどうやってすらすら動いているのか不思議でしょうがありません。私たちは彼らに頼って助けてもらわないと、食事はおろか席につくことすらできなかったのですから。

またこのレストランの売り上げの10%は全盲の人たちや子供たちの教育の寄付にまわしているということです。すごくいいシステムだと思います。


見えないということについて考えさせられると同時に、見えることの大切さとありがたみを実感できる日でした。



urieのブログ



イギリスにきて丸1カ月、やっとこっちの生活にも慣れてきました。


日本とイギリスでの生活を比べるとやっぱり20年日本で暮らしてきた私には多少の不便さが感じられます。日本は本当に便利な国です。だけど、イギリスには日本にはない、いい習慣があります。ドアをあけて建物に出入りする時に次の人が見えるとドアを開けて待っている、というのが一番いい例で、日本ではあまり見かけない光景でした。そもそも日本は自動ドアの普及が進んでいるので開けて待ってあげる必要がないんですよね。でもイギリスには大学や公共施設でさえドアがたくさんあります。不便さは人と人との親切で補っているってかんじがしてすごくいい習慣だなと思います。不便だからこそ人の優しさに気づけるっていうのもおかしな話だとは思うんだけど、こっちに来てからそう感じることが多い気がするなー。

不便だからこそこういう習慣や人とのふれあいが生まれたなら便利になりすぎるのも考えものなんじゃないかなと思ってしまいます。



オックスフォードは小さいけどいい街です。

気候も聞いていたよりは悪くないし、雨も降らない。むしろ梅雨がないし気温も低いから日本より快適なぐらいでした。ただ驚くほど一日のうちに天気がころころ変わる!今日まで手帳に日記をつけてたんだけど、晴、曇、雨のマークに全部チェックはいる日がざらなほどで、ほんとに予測不可能!

雨は降ってもパラパラ程度で日本みたいな重たい雨とはぜんぜん違います。私はイギリスは雨が多い、って聞いていたのでどんだけ降るものなのかと思ったら日に多くて数回通り雨みたいなものが降る日はあっても1日雨なんて日はなくて、梅雨の日本と比べると比較にならないくらいでした。


しかも最初はどうなるかと思ったんだけどこっちってクーラーというもんが基本的にないんですよ。でも日本で夏にクーラーないなんて考えられない、寝るときは窓は開けっ放しにはできないし文字どおりの意味で死ぬ!と思ったんだけど、夜はクーラーどころかうそでしょ?ってくらい涼しくて、寝るまでカーディガン羽織るくらいでした。これはクーラー必要ないわ。


こっちは25度を超えるとみんなぎゃんぎゃん言う程度の気候で湿気もないから日本人にとってはなんでもなかった。でも驚くのがもう気温がどんどん冬に向かって下がっていくらしく、8月の終わりを待たずして短い夏が終わるみたいです。気温といっしょに日照時間も減っていくらしく、今は夜21時まで明るいし4時頃には日が昇るんだけど、冬は8時にやっと明るくなりはじめ16時には真っ暗!というえらく極端に減っていくらしい。



夏が終わる前にコッツウォールズに行きたいなー