「あちらの音楽は基本外国語なんです。これからあなたは外国語を学ぶんです」とレッスンで必ず申し上げます。それはヴァイオリンという楽器が、裏板の隅々まで鳴りきるようにするのが、まず条件の第一だからです。


ところでそういう響きを求めるには、音の発声にザラつきや雑味をたくさん混ぜなくてはなりません。

日常生活で日本語の母音に縛られているとアタマで理解出来ても、生まれた時からの聴覚のバイアスはすぐには変えられません。バイアスはとても低いところに設定されているために、どうしても音の輪郭や立ち上がりにキレがありません。(聴覚のバイアス=周波数特性)

そういう場合はまずリズムから、身体感覚の認知と修正そして体得に入ります。


わたしは和歌披講(和歌を歌う)を学びました。

披講では仙骨を後傾させて椎骨(背骨)を引き落とし、腰椎を骨盤に収めて背中がやや丸まると、母音が喉の奥でよく響きます。西洋音楽の発声とは逆です。

そして音と音を子音ではなく「母音で結ぶ」のが日本語の特性です。これは手拍子を打つと、よくわかります。

クラッシック音楽を学んだとしても、日本人なら民謡の合いの手をみんな上手く打てるでしょう。そのとき手のひらを打ち合わせている時間が長く間伸びします。つまり跳ねて落ちるのではない、重力方向に沈んで上がる運動性が日本語にはあり、それはまた日本人の身体感覚なのです。


このようにクラッシック音楽を学ぶ上で、全身の繋がりを認識し、もとから在るものを否定することなく、自らの身体性に気づき見い出し身につけていくのが、新しい言語としての音楽の習得に欠かせないと、わたしは考えています♪



アレクサンダー・テクニークで学べる

アレクサンダー・テクニークや

機能神経学から学べる

鹿児島市大明丘ヴァイオリン教室です

背骨は仙骨の上に立つ
【仙骨】…動画で青く光るところ
 ① だいたい自分の拳の大きさ
 ② 1つに見てホントは5つのパーツ
 ② 腱や靭帯のせいでガチガチに固めがち




【仙骨へのアプローチ】
 ① 2枚の腸骨(骨盤)の間を探ってみよう
 ② 見つけたら「仙骨」に手のひらを乗せてみよう
 ③ 手が温かくなったらゆっくり撫でてみよう
 ④ 服のうえまたは直に仙骨まわりの皮膚を
   つまんで揺らして引っ張ってみよう
 * アプローチの後 何か変わりましたか?
   
 始めははあまり変わらなくても
 まずは気長に一週間は試してくださいね

  Shoko♪




アレクサンダー・テクニークや

機能神経学から学べる

鹿児島市大明丘ヴァイオリン教室です

どのワークが作用したのか
昨日のレッスンでボーイング
とくに弓元でのアップボウのターンが
自然に動き美しい音になっていました

これは生徒さんが日々ワークを
コツコツ積み重ねてくださったからです

とてもうれしくなりました

  Shoko♪

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機能神経学から学べる

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ヴァイオリンを手に取って音を出す前に
レッスンの始まりにいろいろなワークをします

眼球の使い方は、そのまま脳の使い方です

ちゃんとクリアに見えているのは
脳の思考や運動神経もクリアだということ

なかでも三半規管と小脳の関係は
細かい運動のコントロールに重要な役割りがあります

動眼神経のワークは
レッスンには欠かせないワークになっています♪

アレクサンダー・テクニークや

機能神経学でカラダから学ぶ

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ラテラルとは「横」あるいは「側面」のこと

カラダの側面を【アナトミートレイン】の
筋筋膜系線で見ると下の図のように
頭蓋骨底部から足の裏まで繋がっています


カラダの前面は「視覚」で空間を認知します

カラダの側面では
「視覚」での認識が薄くなるため
ほとんどのひとは
カラダの厚みを感知していません

ラテラルラインの認識と繋がりがわかって
カラダの動きが変わると
音の聴き方・音程の修正・リズム感…など
さまざまな変化が起こります

例えば『左手の小指』は
苦手になりやすい部位ですが
部分と全体が繋げられると
得意に変わっていくのです♪