◇横浜青葉区バイオリン教室◇



10年前の首都圏では地域によって計画停電がありました。
電車の本数が減り、駅構内も薄暗くエスカレーターも停止でしたね。

そして発表会も取りやめました。ホールが計画停電地域に入っていたからです。



2011年のブログ



その頃、生徒さん達の中には関西以西の実家、親類宅へ避難する人が何人もいました。
会社から銀行口座に現金が振り込まれ「2週間分の食料を買って外に出るな」と言われた人も。
どちらも福島第一原発の爆発による放射線漏れから身を守るためでしたね。関西の実家から戻ってきて、あまりに薄暗い首都圏の様子に気持ちが塞いでしまってヴァイオリン を弾く事を辞めた生徒もいました。
確かにあの時、テレビも新聞も明るい話題は一つもありませんでした。企業のCMが無くなり、ACの啓発CMの繰り返しでした。

うちは関西以西に親類が居ないのと、子どもの学校の授業は午後中だけありましたから、疎開はしませんでした。
地震後姿を消したパンが食べたかったので「パンが全く売ってないから大阪から帰る時にパンを買ってきて」と夫に頼んだくらいでしょうか。

ガソリンを入れるのも苦労でしたね。早朝からスタンドの前は車の長い列ができていました。

教訓その3
車のガソリンはいつも入れておく

生徒の中には親御さんに送迎してもらっている人もいましたが、ガソリンが調達できないためしばらくお休みした高校生もいました。

計画停電が一日に2回あった日があり、夜は本当に真っ暗になってしまいました。
暖房は電気だけだったので使い捨てカイロを利用。
マンションでは停電するとポンプで水を汲み上げられないので即断水です。トイレを流すためのお水も汲み置きします。

この時に役立ったものは、インテリア用にIKEAで100個買っておいたミニキャンドルとランプでした。
ミニキャンドル一つでも灯りがあるのと無いのでは大違いです。





教訓その4
 電力以外で暖房、灯りをとれる器具の準備

灯油ストーブもファンヒーターは電力が必要ですが、この対流式のストーブは電池で点火します。
写真の通り明るくて、やかんを乗せればお湯が沸き、鍋を乗せれば料理も出来ます。




実際の明るさ


防災グッズという特別な物でなくても普段から使えるもので備えられます。

非常食の点検もそろそろしないと・・





つらい記事の最後ですが