圧巻の見応え!那須高原「八幡のツツジ群生地」は“かおり風景100選”にも選出 |   やまちゃんのトピックス

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ロイヤルリゾート那須にある標高1,040mの八幡ツツジ園地には、毎年5月中旬から6月中旬にかけて、約23ヘクタールの園内一面が真っ赤やピンク色のツツジ色に染まります。八幡のツツジ園地をはさんで、北側には茶臼岳(那須岳)を中心に那須の山々が連なり、東南には広大な那須高原が広がっています。約20万本を超えるヤマツツジやレンゲツツジが咲き誇ります。那須高原の初夏を彩る必見のおすすめスポットです。

晴れた日には、那須高原が一望できる絶景のヴューポイント

那須高原の「八幡のツツジ群生地」は、環境省かおり風景100選、栃木県景勝100選に選定されている那須有数のスポット。23ヘクタールの園地一面に咲き誇るツツジは見事です。

開花時期は大変な賑わいで、那須はもちろん首都圏周辺からも、大型バスを連ねて観光客の皆さんが訪れます。燃えるような赤のツツジとスケールの大きな眺望は、絶好の撮影スポットにもなっていて、大勢のカメラマンさん達もやってきます。

車でお出かけの方は、「なす高原自然の家」の大駐車場に駐車できます。駐車料金も掛かりませんし、トイレも完備。ただしシーズン中は大駐車場といえども、大変な混雑が予想されますので、なるべく早朝の時間帯に行かれる事をお奨めします。

見応えのある大株ツツジが密集して咲いている木道周回コースへは「なす高原自然の家」駐車場から徒歩300メートルの地点から入ります。ご年配の方や車いすの方は、こちらからのご利用をお奨めします。

どうして八幡埼がツツジの大群生地となったのか?

那須地方は明治時代から昭和初期にかけて、馬の生産が盛んに行われました。当時は軍馬や農耕馬が多く飼育され、それらの馬は“那須駒”と呼ばれていました。那須町役場のある東北線黒田原駅舎の入り口付近には、馬の競り市があったそうで、現在でもその面影を残す那須駒のモニュメントが建っています。八幡埼周辺は、その那須駒の放牧場だった場所で、馬が自由に駈けずり周っていたそうです。

そんな八幡埼が、なぜ“ツツジの大群生地”になったのか。それには理由があるのです。

山麓地帯に多く咲いているヤマツツジやレンゲツツジには少なからずの“”があるため、放牧されていた馬達は、他の草花は口にしてもツツジだけは食べることがなかったそうです。明治時代から続いた長い放牧の歴史が“ツツジの大群落”を造ったといわれています。

木道コースの先にある、放牧場の名残が今も残るコースも美しいですよ。ちょっと長めのハイキングにはぴったりです。

2通りあるツツジ巡りのハイキングコースの歩き方

八幡ツツジ園地は全長約3.5キロメートルあります。八幡埼を出発して、最終地の“ツツジ吊り橋”までと、その逆を辿るコースの2種類で、なかでもお奨めは車椅子の方でも回れる木道が整備された、半分の距離約1.5キロメートルのコース。途中300~400メートルおきには、見晴しの良い展望台や休憩のベンチもあります。比較的アップダウンのない木道ですが、大株の群落が密集しているので木、道コースだけでも充分ツツジを堪能できます。

体力と脚力に自信のある方は、3.5キロメートル先にある“つつじ吊り橋”までハイキングを楽しまれては如何でしょうか。ただし“ツツジ吊り橋”からの折り返しの1.5キロメートルは登り坂となりますので、健脚用のコースとなります。道中には小川が流れていたり、野鳥のさえずりが聞こえたりするなど、大自然の空気が清々しい気分にさせてくれます。

トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジ、サラサドウダン、ムラサキヤシオの競演

写真は、八幡ツツジ園地でも比較的数が少ないムラサキヤシオです。薄い赤紫が美しく、真っ赤なヤマツツジの群生の中でも特に目立つ存在です。他にシロヤシオもあり、別名ゴヨウツツジと呼ばれ、愛子親王様の“おしるし”になっている花です。昔から皇族方の縁が深い那須ならではの事ですね。

ぜひ探してみてほしいのはトウゴクミツバツツジ(写真)。ムラサキヤシオとはまた異なる魅力のあるツツジです。

サラサドウダンは枝先に釣鐘型の花が沢山ついています。愛くるしい釣鐘型には更紗模様があるため、サラサドウダンと呼ばれています。

ツツジだけじゃない、近くには滝も秘湯の温泉もあります

八幡ツツジ園地から見下ろすビューポイントは、那須高原はもちろん、遠く八溝山系から筑波山まで一望できるパノラマが広がっています。

園地内には3ヵ所の展望台が設置されていますが、シーズン中には大変混雑する事で有名です。もしもこの眺望を独り占めしたいと思ったら、朝陽が昇るころの早朝がお奨めです。

時間に余裕のある方は、八幡埼から那須岳方面へ7~8分にあるもう一つの絶景ポイント「駒止めの滝」へ足を延ばされてはいかがでしょうか。那須高原最大の美滝「駒止めの滝」の周囲にも、トウゴクミツバツツジが咲いています。山肌を染めるツツジが滝の美しさを一層引き立てていますね。

駒止めの滝の左側には秘湯の湯として有名な「北温泉」があります。この北温泉は映画『テルマエロマエ』のロケにも使用された、自然に囲まれた秘湯です。ツツジ散策で汗をかいたら、秘湯で身体を癒すのも最高のリフレッシュになるかもしれません。

那須高原・八幡のツツジのまとめとして

那須高原八幡のツツジは、そのスケールの大きさと見事なまでの群生に圧倒されます。関東でも有数の規模のツツジを是非楽しんでみては如何でしょうか。その年の天候にもよりますが、開花時期は例年5月中旬から6月中旬です。満開の時期は5月下旬から6月初旬です。

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