臍の緒の話。


切迫早産で入院中、出産後の楽しみとして、
ジュエリーケース型の臍の緒ケースを買っていました。


その時はGCUに入院するとは思ってもいなかったため、
臍の緒は必ず手に入るものだと、
何の疑問も抱いていませんでしたが、
GCUに入院した際、臍の緒については、
「取り置くことはできません。
 面会している間に取れた場合はお渡しいたします。」
と言われて焦りました。


確かに、GCUには紙オムツとおしりふき以外は
物を預けておくことはできないですし、
取れた臍の緒を置いておくのは
衛生上よくないのかも知れません。


ただ、出産後間もない時期に、
長時間GCUで椅子に座っているのは大変ですし、
本当にタイミング良く面会中に臍の緒が取れるのか、
とても心配でした。


結果的に、「たまろう」は生まれて7日目に
臍の緒が取れました。

臍の緒が取れるタイミングは、
低出生体重児でも変わりませんでした。


しかもタイミング良く、
ちょうど面会をして沐浴の練習をした後に取れました。
沐浴中、今にも取れそうな臍の緒がプカプカ
浮いている光景はとても面白かったです。


何としても臍の緒は残しておきたいという
強い願いが叶ったのかも知れませんし、
もしかしたら「たまろう」がタイミング良く
取ってくれたのかも知れません。


入院や出産など、
いろいろタイミングの良さを感じることが
多かったのですが、この臍の緒に関しても、
同じようにタイミングの良さを感じました。


でも、もし、本当に面会していない時に
臍の緒が取れていたら、
どうなっていたのかは、わからないですね。


おそらく担当の看護師さんが気を遣ってくれて
取っておいてくれそうな気がします。


おそらく100%見落とさず残しておくことが
できるとは言えないので、「取り置けない」と
保険をかけているんじゃないかなぁと思います。




「たまろう」は少し「でべそ」かな?

と気になることがありました。




1ヶ月検診の時は気になりませんでしたが、

生後2ヶ月くらいから

あれ?と思うようになりました。




でべそ。

「臍(さい)ヘルニア」と言いますが、

おへその真下の筋肉が完全に閉じてないと、

泣いたり、ウンチの時にいきんだりして

お腹に力が入ると、おへそが飛び出してきます。




正常な新生児でも5~21%、

未熟児の場合は出生体重1,000~1,500gで

84%にみられるそうです。




「たまろう」のように低出生体重児の場合は、

どうしても「でべそ」になりやすいみたいです。




予防接種の時についでに医者に聞いてみましたが、

症状としてはそれ程問題ではなく、

とりあえず様子見となりました。

通常はお腹の筋肉が発達してくる1歳くらいまでに

自然と治るそうです。




よく、「でべそ」には五円玉を貼る、

などという話を聞きますが、

症状によっては処置や手術になることもあるみたいですね。




とにかく、気になったら医者に聞くのが一番ですね。



妻はウテロン点滴を外した後、
微弱陣痛が12時間以上続いたため、
陣痛促進剤(陣痛誘発剤)を用いた出産となりました。


陣痛誘発剤の最大の狙いは、
医療スタッフが充実している日中に
出産をすることです。


特に妻のようにハイリスク分娩の場合は、
出産時に万が一の事態が発生した際にも
迅速に対応が取れるように、
出産時間をコントロールする必要があります。


陣痛促進剤のリスクとしては、
過剰な投与による子宮破裂や
胎児機能不全などがありますが、
実際には点滴で少しずつ投与し、
NSTで陣痛の間隔をモニタリングしながら
投与量を段階的に増やすので、心配はありません。


陣痛促進剤の投与に関しては、
事前に医師からの説明もきちんとあり、
同意書へのサインも必要となります。


妻の場合は点滴量を12ml/hから開始して、
30分毎に倍増させていき、
最終的には120ml/hにまで増えました。


投与開始時にすでに子宮口は5cm近くに
広がっていましたが、2時間も経たないうちに
子宮口は10cmにまで広がりました。


陣痛の痛みを和らげるために
私はテニスボールを準備していましたが、
実際には使う間も無く、分娩室に移ることになりました。


最終的に、陣痛促進剤の開始から、
4時間にも満たない時間で、
「たまろう」は無事うまれました。


陣痛促進剤については、
抵抗感がある人も多いかと思います。


実際、妻は担当医師から説明を受ける際にも、
リスクや副作用(結局何もありませんでしたが)を
何度も何度も聞いて、納得した上で同意書に署名しました。


現実的には、医師から勧められている以上、
陣痛促進剤を投与しないという
選択肢は無いと思いますが、
だからといって
署名を急ぐ必要はないと思います。
まずは、気持ちを落ち着かせ、
何事にも理解し納得することが重要だと思います。


妻の入院生活が長かったことや、
ハイリスク出産であることに対する
ある程度の覚悟もあったことから、
私自身、陣痛から分娩までの間、
信じられないくらい落ち着いていて、
状況を客観視することができました。


これから出産という状況下で、
緊張と興奮から気持ちが高ぶっている妻を
少しでも落ち着かせようと強く意識していました。


夫として分娩の際に立ち会っても、
水分補給や汗拭き、
いきむ際に力添えをする等、
出来ることはほんのわずかなことです。


それよりも、助産師さんや他の医療スタッフが
話している内容を理解し、うまく伝えることが、
夫としてできる役目の1つなんだろうなぁと感じました。


抱っこひも。


低出生体重児の「たまろう」ですが、
抱っこひもは生後すぐから縦抱きできる
ベビービョルンのベビーキャリア を買いました。


生まれる前から準備していましたが、
首すわりする前でも、首の位置が固定されているので、
対面式で縦に抱っこすることができます。


ところが1つ誤算があって、
対応体重が3.5kg、身長が53cmからでした。


もし、低出生体重で生まれて、
生後1ヶ月にお宮参りする場合、
体重が満たないため、実際は使えないという
事態になりますので注意が必要です。


同じくバウンサー(ベビーシッター) (ベビーシッター)も
体重制限(3.5kg~13kg)があるので、
低出生体重児の場合は、
使えるようになる日が少し遅れてしまいます。



オカメンと呼ばれて~妻が切迫早産になりまして~



陣痛が始まった時にもし家で一人だったら
どうやって病院に行けば良いのかな?


と、心配していた妻。


タクシーの配車をお願いしても、
例えば破水をしていると断られることもあるらしく、
どうしようと思っていたのですが、
そんな時に「陣痛タクシー」の存在を知りました。


出産予定日、タクシーの迎え場所、
かかりつけの病院を事前に登録しておけば、
簡単にタクシーを呼ぶことができる仕組みです。


「陣痛タクシー」と住んでいる場所を検索すれば、
いくつかタクシー業者がヒットします。


私も「陣痛タクシー」を調べて
Webから事前登録してみましたが、
住所の問題から対象外のため登録できないとの
返事が届きました。


ただ、断りの内容は非常に丁寧で、
他のタクシー業者をいくつか紹介してくれました。


結局、
「陣痛タクシー」とは銘打っていませんでしたが、
介護などの福祉に強いタクシー会社を見つけることができて、
電話で登録をすることができました。


もし陣痛が始まったら電話をして名前を伝えるだけで、
すぐに駆けつけてくれるとのことでした。


実際のところは、
妻は入院してから一度も退院することなく出産したので、
杞憂となってしまったのですが。


とても便利なサービスですよね。


生後2ヶ月の「たまろう」


両脇から抱えてあげて、
足を地面につけると、
何だか歩き出すように両足を踏みしめる反応。


もしかして「たまろう」、早く歩くようになるかも。


って喜んでいましたが、
これは「原始反射」の一つで「自動歩行」というらしいです。


しかもこの反応、一度消えてしまうみたいですね。


そういえば、1ヶ月検診の時に、
担当の先生が、同じように両脇を抱えて、
歩き出すかチェックしてました。


赤ちゃんのしぐさや反応。
一つ一つにちゃんと意味あるものだと
赤ちゃんのしぐさBOOK
を読んで改めて知りました。


何となくこういう意味なんだろうなぁと
知っていたものもありますが、
ちゃんと理解しておくと、
より一層育児も楽しめますね。


あとは、生後どのくらいの時期から現れる反応なのか、
フォローされていると最高なんですけどね。


「たまろう」のような低出生体重児の場合、
基本的には標準の時期よりも遅れているようですが、
もともと出産予定日だった日を基準にすると、
だいたい標準の時期になっていると思います。


まだかな、まだかな、とちょっと焦ったりしますが、
遅れても数週間後には必ず反応が現れるので、
その度にほっとしたり、安心したり、喜んでいます。



オカメンと呼ばれて~妻が切迫早産になりまして~-sigusa

妻が入院していた病院は、
突然部屋の移動となることが多く、
結局7回ほど部屋が変わりました。


約100日間の入院で、
途中MFICU(個室)への移動もありましたが、
基本的には4人部屋でした。


一度だけ、MFICUから一般病棟に戻った際、
周りが産婦さんだらけの部屋に
移動させられた時がありました。


MFICUからは戻れたものの、
妊婦さんだけの部屋に空きがなく、
一晩だけでしたが、
赤ちゃんが産まれて幸せいっぱいの空間に
妻は運びこまれました。


切迫早産の妻がいるのはとても変でしたし、
母子同室で、夜も新生児の鳴き声で
全く寝れなかったことには、
さすがに病院に対して怒りを覚えました。


翌日には妊婦さんだけの部屋に移りましたが、
寝不足もあり血糖値が上昇してしまい、
とても大変な思いをしました。


入院していると本当に文字通り「次から次へと」
妊婦さんが入院してきます。
妻のようにERで診察をして即入院という
ケースもありますが、多くの妊婦さんは
ベッドが空くのを待って入院をしていました。


出産後の産婦さんも病室にはいますし、
その中ではどうしても部屋が一緒になってしまう
ケースもあるのだと思います。


今となっては良い思い出の1つですが。


ちなみに、産婦さんは産婦さんでも、
母子ともに健康な産婦さんと、
妻のように赤ちゃんがそのまま
NICUやGCUに入院になってしまった産婦さんは、
同じ産婦さんでも別部屋となっていました。
こればかりはちゃんと守られていたようです。


妻は約100日入院していたので、
入院中何度か満月、満潮の日がありました。


満月や満潮の日は赤ちゃんが産まれやすいと聞きますが、
実際にその日が極端に多かったかというと、
そうでもなかったような気がします。


実はそれよりも、
台風などで気圧が大きく変化する時の方が、
多かったと思います。


入院していた期間にちょうど台風の時期でもあったので、
台風が近づく時はいつもビクビクしていました。


ほぼ毎日NSTでお腹の張りをモニタリングしていましたが、
実際、台風の日は数値が大きかったり、
体感的にもお腹が張っている感じでした。


NSTの値は、入院当初はピークで50~60になり、
張るタイミングも10分に1度あったりとかなり頻繁でしたが、
入院1ヶ月もすると通常は15~20程度になり、
1時間モニタリングしていると、
1、2回張るタイミングがありましたが、
それでもピーク値は30~40程度に収まりました。


すでに一度出血を伴って入院していたため、
次に強くお腹が張ることがあると、
そのまま出産に繋がる可能性はとても高かったので、
お腹が張る頻度とその数値には敏感になっていました。
もちろん、自分でどうこうと制御できるものではないのですが。


入院中はウテロン点滴をしていましたが、
お腹の張りを抑える効果について一番実感したのが、
36週に入った日のことです。


一時退院の許可が下りたため点滴を外したところ、
すぐにお腹の張りを10分毎に感じるようになりました。
いわゆる「張り返し」という現象ですが、
担当医師としては、
36週で出産しても特に問題はないと判断していました。


妻が何としてでも正期産にしたいとのことで、
一時退院をあきらめ(どちらにせよ退院できなかったと
思いますが…)、すぐにウテロン点滴を再開しました。


幸い、張りの頻度も収まり、子宮口が多少(1cm弱)大きく
なりましたが、即出産にまでは至りませんでした。


ただ、翌週、正産期に入って点滴を外した時には、
まったく同じ張り返しの症状になり、
翌日、出産となりました。


逆子の問題。


最初に逆子とわかったのは、
入院して3週目の26週の時です。


担当医師に


「あ。逆子が治ってますね。」


と言われました。


「え!逆子だったんですか!?」


という変なやりとりでした。


切迫早産で入院していたため、
逆子云々という状況ではありませんでしたが、
正期産の場合は出来る限り
帝王切開は避けたかったので、
逆子じゃないとわかった時は少しホッとしました。


ちなみに、妻の入院していた病院では、
切迫早産で入院している妊婦さんのうち、
いろいろな理由で、だいたい半分くらいが
帝王切開になると看護師さんが教えてくれました。


ところで、この逆子問題。


一度、逆子が直っても、また逆子になることがあります。


妻の場合も、28週には再び逆子になりました。
最初の逆子の時は気付きませんでしたが、
28週に再び逆子になった時には、
膀胱周辺の刺激が日増しに強くなって、
生まれてしまうんじゃないかとビクビクしていました。


結局31週にまた正常に戻って、
最後まで無事逆子にならずに済みました。


※「たまろう」の状態変化


  ~25週 逆子
26~27週 正常
28~30週 逆子
31週~   正常


逆子は最終的には治ることがほとんどみたいですが、
切迫早産の場合、子宮口や子宮頸管に刺激を与え
られないことから、逆子を治すためのストレッチ体操や
施術(キュっと簡単に治せる先生もいます)をすることが
できません。


ただ待つだけしかなく、お腹の中の赤ちゃんに、
「回れ~回れ~」と話しかけてました。


ちなみに、
逆子だと体の大きさを正確に把握するのが難しいらしく、
入院中は毎週エコーで検査していましたが、
逆子の期間は、結構適当に体重を言われました。

正常の時は「970gですね」と言ってたのに、
逆子の時は「1200g以上ですね」と適当でした。



低出生体重児の場合、
予防接種はどうなるんだろうと
気になりましたが、
1ヶ月検診の時に、
普通に受けてくださいと言われました。


保健所からも通常通り
予防接種の案内が届きます。


予防接種のスケジュール。
何だか複雑ですが、KNOW-VPD!の
スケジュールがとてもわかりやすいと思いました。


http://www.know-vpd.jp/children/index.htm


スマフォアプリをダウンロードすると、
実施済みやこれから実施予定の予防接種を
スケジュール管理できます。


実際に予防接種を受ける病院ですが、
保健所が訪問してきた時に、
おススメの病院をいくつか教えてくれました。


ところが、実際に予約の電話をしてみると、
おススメの病院は予約いっぱいで、
どこも数週間待ちという状態でした。


どうやら予防接種の案内が届いてから
予約するのでは遅いみたいです。


結局、違う病院で予防接種することにしましたが、
今度は任意の予防接種の値段に驚きました。


予防接種には、
無料で受けられる「定期」と、
個人の判断で受ける「任意」がありますが、
「任意」は自己負担が発生します。


その自己負担額。
接種する病院によっても異なりますが、
その中でも補助が出るものと出ないものがあり、
たまっちの自治体では、


・ロタ → 11,000円
・B型肝炎 → 7,350円
・小児用肺炎球菌→ 1,100円
・ヒブ → 900円


でした。

これは1回の料金なので、
3回受けるロタやB型肝炎などは、
結構な自己負担額になります。


任意なので、
受ける側の責任ですし、
苦しみたくなかったら
お金を払いなさいというのは当然だと思いますが、
ワクチンが出来ていて、
任意とは言えほぼ推奨されているような
予防接種なのに、高額の自己負担が発生するのは
ちょっと変ですよね。


もう少し日本も良い国になれば良いのに。