こんばんは。
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
さて、巷では“ショールーミング化”
なんて言う言葉も、定着しつつあります。
特にいわゆる“白物家電”では
うなずける部分があります。
さて、ファッションの場合はどうでしょう?
最近聞いた新しいオンライン上の
ショッピングのツールでは
“ヴァーチャサイズ”というのがあります。
これは、ファッションのオンラインサイト上で
サイズ選択ボタンの近くに設置されているもの。
利用者は事前に、バーチャサイズが導入されている
ウエブサイトで商品を購入した実績があり
且つそのサイズ情報を登録しておく必要があります。
一旦その登録をしておくと
新しく購入したい商品に出会った時に
その商品と、過去に購入した商品との
サイズの違いが2Dで表現されるもの・・・
つまり、サイズによる不満が解消され
購入時のサイズが合わない事による失敗の
リスクが低減されます。
うーん、たしかに進歩しましたね・・・
詳しくはこちらを参照
→《virtusize》
こういう技術が進歩すると
リアル店舗の価値が無くなるんじゃ・・・
なんて言う心配をしてしまう気持ちも
理解出来ます。
でもね、ファッションにおいては
おいそれとリアル店舗の価値が無くなる
そしてショールーミング化の進行、っていうことは
心配しなくても大丈夫だと思います。
ただし、リアル店舗にしか出来ない
価値を届けていれば
の話ですが・・・
それはどういう事かというと
店舗の“アトモスフィア”です。
五感で店舗を演出し
その雰囲気、空気感で
商品の価値を高く伝える事です。
これが出来ていれば
ショールーミング化がむやみに進行する心配は
ありません。
まだまだweb上で
商品の価値を高く伝える技術は
発揮出来ていません。
リアル店舗でも
出来ているところと
出来ていないところの差、
これはとっても大きいですからね。
●商品の構成、MD、品揃え・・・
これをキュレーションする力
●それを展開する上で最高にムードを
高く伝えられるインテリアデザイン
●商品の組み合わせ、編集を経る事で
更に価値の高まる演出、見せ方を可能にして
高い価値で伝えるVMD
●それを人の暖かみ、共感や交流を通して
満足感の高い購買体験まで高める
接客力
●香りや、音楽、併設されたカフェによる味覚
・・・・・
まだまだここまではweb上では再現出来ませんからね。
でもね、気をつけないといけないのは
このアトモスフィア、というものを
リアル店舗でおろそかにする事・・・
こういうお店はやがて淘汰される事でしょう。
価格にだけしか、価値を伝えられないような
そんな店舗は
もう存在出来なくなるでしょう・・・・・
