とにかく重い、そして暗い、
NAHAのKANATO×ラジオ作家庵
↓
庵が好きだ。
出会ってすぐってわけじゃなくて、徐々に惹かれていった、そんな感じで始まった片想い。
でも彼女には好きな人がいる。
俺の仲間であり友人でありライバルであり、尊敬する奴。日向。
「今日の服かわいいなー!似合ってる」
「ほんと?ありがと、これおニューなんだよね〜」
庵がその服で向かう先は、日向がパーソナリティをつとめるラジオの収録スタジオだ。
「日向は今日もカッコいいね〜さっすが〜!ん?KANATO?KANATOは今日もかわいいよ〜」
庵の言葉は決して嫌味だとかそういうものではなくて、ただただ本心で純粋なものだ、だからこそ刺さる。
自覚させられる、俺は眼中にないのだと。
「庵、好きだよ」
「急にどうしたの?わたしもKANATO好きだよ〜」
それでも今日も俺の精一杯を贈る。
ほしい言葉が返ってくるわけではないけど彼女の言葉ならそれはほしい言葉に変わった。
(本気だよ。そう言えたら良かったのに。)

