マウスは致死量の高濃度放射線を浴びたとしても、放射線への暴露から24時間以内に二重投薬療法を行うことによって生き残ることができる
結構衝撃的な見出しですよね
被ばくすると、腸では損傷部位から腸に住むバクテリアが血液中に入り込む。
このバクテリアが悪さをするから問題なんですね
このため被爆者には抗生物質が投与されています。
菌にたいして戦うためですね
例えば、殺菌力があり、透過性の高いタンパク質てあるBPIは、腸から侵入するバクテリアへの免疫反応を行うことで知られています。
このBPIの血液中の割合は、被ばくすることで71倍にも増えると言われています
そこで被ばくしたマウスに対してフルオロキノン薬(抗菌活性を持つ化合物)とBPI を2重投与したところ、80%のマウスの生存率が上昇したという。
現在これらがヒトにも有用ではないかと考えられています。
早く人にも応用されて、放射線で汚染された人の手助けになるといいですね
E. C. Guinan et al., Bactericidal/Permeability-Increasing Protein (rBPI21) and Fluoroquinolone Mitigate Radiation-Induced Bone Marrow Aplasia and Death. Sci. Transl. Med. 3, 110ra118 (2011).