医療施設を利用することは、疾患や怪我の治療が主なものです。疾患は大きく分けると、生活習慣によって発症するものと、遺伝的要素が関係して発症するものがあります。生活習慣によって発症するものの代表としては、糖尿病や脳梗塞、肥満などであり、遺伝的な要素が関係して発症するものの代表としてはダウン症などがあげられます。遺伝が関係してかかる遺伝病は、検査をはじめとして両親の病歴などを確認することによって、あらかじめどのような疾患にかかるかを予測することが可能です。おおよその人が人生で一度は発症する可能性があり、予防することが重要となります。遺伝病に特化した看護として遺伝看護というものが、2017年ごろから誕生しています。
遺伝看護とは、遺伝的な課題を見極めて、診断と予防、そして治療に努める看護を言います。遺伝看護に携わる看護師は、遺伝を要因とした疾患を持つ患者とその家族に対して健康に起こりうる影響についての教育をすることになります。遺伝にかかわるリスクを考えたうえで健康増進のためのアドバイスをし、遺伝によって引き起こされる病気の治療の補助を行うことも仕事です。遺伝看護は、予防・予測医療の側面が強く、まだ発症していない傾向のある人やその家族に対して医療を提供しています。直接的な治療ばかりではなく、カウンセリングや生活習慣の指導に重きを置いています。
遺伝疾患は、発症する可能性もわからず、発症した場合はその特性から生涯にわたって治療が必要なことも多く、看護師は患者と長期にわたって付き合うこととなるでしょう。遺伝疾患に関わりたい、また興味関心のある看護師の方は、このサイト<http://hereditary-diseases.com>を読んでおくと良い参考になるでしょう。
