ヴァイリンの自分の練習用の楽譜を完成させました。ロメオとジュリエット、モンタギュー家とキャピュレット家の中の一節、「ジュリエットの踊り」です。
Musescoreで演奏させた分です↓
自分のヴァイオリン演奏練習は↓の再生リストに順次アップロードしていく予定です。だんだんうまくなっていく様子がわかるでしょうか。
♪♪♪♪♪ 選曲と編曲のコンセプト ♪♪♪♪♪
プロコフィエフのロミオとジュリエットのたぶん一番有名な組曲「モンタギュー家とキャピュレット家」を選んだのですが、全部ではなく、そのなかの一節の「ジュリエットの踊り」とも呼ばれている(らしい)ところです。実はこの節をはさんでいる別の節「騎士の踊り」とも呼ばれてる部分の方が強く印象に残っている人が多いと思いますが、そこではありません。
きっかけは、Youtubeで松田華音さんによるピアノ演奏↓
(松田華音(ピアノソロ)。125秒目からが上の楽譜に対応する)
を聞いて、これをどうにかヴァイオリンで弾けないだろうか、と思ったことにあります。この演奏をもとに編曲してみました。
どうして一番有名な「騎士の踊り」部分を選ばなかったのかというと、当たり前すぎて面白くないということと「ジュリエットの踊り」の部分の、何かが移ろう感じのはっきりしない不思議で美しい旋律が、以前から自分の中に印象として残っていたことに(今回)あらためて気がついたからです。それにヴァイオリン練習用としても、今までしてなかった技術が入っていそうだったからです。
松田華音さんの演奏を聞いてそれを念頭に置き、自分のヴァイオリンの練習を第一の目的にして編曲しました。でもピアノが単なる伴奏だと面白くないのでピアノとヴァイオリンが対等な感じになるようにしました。
編曲は耳コピがちゃんとできなくても、いろんな人が編曲したものがMusescoreにたくさんアップされているのでそれをみればだいじょうぶです。それに元の曲の旋律を基本的に変えているわけでないので、創造的な部分より作業的な部分が多くを占めます。
基本的に元のオーケストラの音に従っているんですが、後半17-20,25-28小節部ののピアノの左手の部分は新たにいれました。右手やヴァイオリンの音との和音になるよう最小限の音をいれてみました。こういうのを通奏低音というんでしょうか(しりません)。
♪♪♪♪♪ 楽曲分析? ♪♪♪♪♪
勇ましい、というか恐ろしい感じの「騎士の踊り」に挟まれた、この「ジュリエットの踊り」の部分は、バレエのなかでジュリエットが(ロメオとではなく)家の決めた婚約者と踊る部分だったと思います。
不思議なのはこの曲の調が何なのか明記してある記事が見つからないことです。でもシャープが一個なのでト長調かホ短調だろうと予想できて、曲の最後がD♯→Eと終っているので、ホ短調(旋律)となるのかと思いました。でも途中臨時記号が多く出てきているので、転調が入っているのかなと怪しんでいろいろ考えました。例えば最初の6,7、8小節目は変ホ短調だと考えて旋律短音階の上向系も考えれば臨時記号にすべて説明がつくようです。
そうして、全体を見て変ホ短調になっていると考えられる部分を紺色の音符にしてみました。また転調するところに Es-mol、E-molなどと明記してみました。変ホ短調と考えても説明づかない臨時記号があったので赤く色づけしてみました。
しかしまだわからないことがあります。それは調がわかったからといってなにがいいのか?演奏にどうそれを生かせばいいのかということです。ヴァイオリンは音程の微調整も出来る楽器ですが、それに調、転調がかかわってくるのかどうかがわかりません。ただ楽譜を細かくみることになるので暗譜の助けにはなります。
♪♪♪♪♪ 参考となる他の編曲と演奏 ♪♪♪♪♪
元々フルートの2重奏が入っているのでそれをヴァイオリン重音で弾くことも考えたのですが、ちょっと難しいのでそれはやめて、ピアノとヴァイオリンでその2重奏を弾き分けることにしてみました。 あとからしらべるとピアノとヴァイオリンを対等にするというコンセプトで Lidia Baich と Matthias Fletzbergerという人達が編曲していて本人たちの演奏もあります(それはヴァイオリンの重音を使っている)。
ほかにオイストラフの演奏があってこれが一番上の自分楽譜に近いかもしれません。あと、いろいろ聞いて一番気に入ったのは Rodion Zamuruev (violin) さんと Mobilis Ensemble の演奏です↓
(これは組曲版ではなくバレエ版の楽譜を元にしているようです。178秒目からが上の楽譜の対応)
♪♪♪♪♪ ヴァイオリン練習のポイント ♪♪♪♪♪
今回の楽譜では前のナウシカの時とガラッと変えて、弓をたくさん使う練習をします(結果的にそうなった)。変ホ短調に転調してまたすぐホ短調に戻る5~8小節の部分など、不思議に移ろう感じのところがいくつもあるのですが、ここらでは弓をかえさないで弾いた方がいい感じかと思います。弓をかえさないので速くボーイングしすぎると弓が足らなくなるため、ゆっくり弾く必要があるのですが、そうすると音が汚くなります。これをきれいに弾けるように練習していきたいと思っています。
あと転調部で、もともとオーボエ?かなにかのトリル(ピアノソロでもトリル)の部分(7小節目の最初の音など)は、ヴァイオリンですると変に聞こえるので、いろいろ試した結果、トリルの代わりに速いビブラートを強めにかければいい感じになりそうだとわかりました。
ピアノは弾かないのでちゃんと考えられていませんが、転調部で転調先のアルペジオをいれてみました。アルペジオにどんな音を入れるかを考える時、どこかで小耳にはさんだ理論をおもいだして入れる音の根拠としました。でもちぐはぐかもしれません。でも最終的には musescoreをで音を鳴らしていい感じに聞こえるかどうかということでチェックしています。

