バイオリンをするにあたって昔、目標をふたつたてました。2段階の目標です。

段階①:自分で弾いて聞いて楽しめること。

段階②:人に聞かせて楽しんでもらえること。

単純な目標ですね。で、①は思いのほかすぐに達成できました。構えもしっかりしてないときでさえ、音を鳴らして聞いて楽しめてたし。そのあと数年間は何となく練習してただけでしたが、ある時、耳で聞いて覚えてる曲をひいいてみたら、結構旋律になってる!と楽しくなり、もうちょっと真剣にうまくなりたいと思いだしたのでした。

追記:①は一回達成したら完了ではなく、②を目指す中でも常に①を満足させながらする必要がある。人に聞かせる時にも自分も楽しめる演奏であるべきということです。自分の求めるものが高くなって来るにつれ①を達成し続けるために続けて努力が必要になってきます。

 

 でも①から②まで行くのがすごく大変な気がします。自分でうまく弾けてる気がしていても人に聞かせると、音程があってないといわれたり。他の人の演奏を聴いて、音程ずれてるなー、と思うことはよくあるのに、自分の音がずれてることには気がつかない。多分弾くことに精いっぱいで音を聞くことに集中できないからかもしれない。知ってる曲を弾いてると頭の中でその曲が流れているため、自分のバイオリンがうまく弾けてないことに気づかないということもありそうです。

 ②の達成はまだ先ですが、それでもいえることは、バイオリンは、目標の立て方によっては、それを達成することが難しい楽器ではないということ。大人になってからでもです。というか上達はむしろ大人の方が速い(練習時間が取れるかという問題のみがある)。理想は高く、ただし現在の自分の実力はしっかり認識し、数段階に分けた目標を立てて漸進主義で続けていくのがいいと思う。そうすれば練習すればするだけうまくなります。もし迷っている人がいたら思い切ってはじめてください。音楽は聞くだけより演奏した方がずっと楽しめます。バイオリンは1万円ぐらいのものでもいいものがあるようです。ピアノなどと違って持ち運びできるし好きな時にぱっと弾いて楽しめるところがおすすめな点です。

 今日もきよしこの夜をひきました。

楽譜です。

最初の方、音程はあまりずれなかった。最近旋律をきれいに弾くことはあまり考えてないですが。最後のところはやっぱりだめ。難しいからできてないということです。一日単位でみると上達ははっきりわからないけど、一週間単位で見ると上達している感じはする。

動画です。