人はそもそもどうやって音楽を認識してるのか、理論的なことは分からないままです。でも調べ考えた過程で音律のことなどだいぶ良く分かってきました。旋律は普通ピタゴラスで、重音の部分を弾く時は純正律で、というのが基本のようですが、ケースバイケースということのようです。(ソロ前提で)

 ただ調べれば調べるほど、”簡単な周波数比はいい和音”ということには理論的、生理学的な根拠がないんじゃないかと思えてきました。”みんなそう思っていたけど実は違いました”というおちにならないでしょうか。きれいな和音で弾いているバイオリニストの音を調べたら実は簡単な整数比ではないものがまじっていた、ということがわかったりしないでしょうか。

 

 ともあれ、音楽は理論的なことがわかるとより楽しめるようになってきます。バイオリンの練習もモチベーションアップします。あいかわらず音階練習とか、最近は重音の練習をちょっとかじってみたりしていたのですが、クリスマスも近いので「きよしこの夜」でも弾いてみよう!と思い立ちネットで無料楽譜をさがしました。Imslpというところにいっぱいあるんですが、バイオリンに編曲したものは、あってもソロ用じゃなかったり、弾けそうになかったり。ということで Musescore というソフトをつかって、ト長調にして簡単に弾けるようにして、でもこの曲はハモるところがいいので、ハモる部分をソロバイオリンの重音としてちょっといれたものにアレンジしてみました。

 弾いてみると自分ではすごく楽しめるんですが、人に聞かせられるレベルでは全くありません。せっかく重音を入れたけど難しすぎて弾けない。20年以上ほぼ毎日練習してるんだけどまだまだですね。ちょっとがっかりしたんですが、次の日、「自分にプレッシャーをかけるためにも録画して公開してみよう」という気になりました。

 

 そこかしこで音が外れててはずかしいのですが、思い切って公開。しばらくは毎日練習します。