バイオリンを練習し始めてもう20年くらいです。2,3年前から、楽典というものがあることを知ってネットで勉強して、最近になってやっと楽譜が読めたり音階とか調とか音楽用語にも慣れてきました。勉強してくる中でそうか!とおもったことがいくつかあります。音階が音の周波数の差でなくて比で決まっているということ。それがわかれば調のこともわかりやすい。

 

音率というのがいくつかあって同じドレミファでも周波数が微妙に違うんだというのは衝撃的だった。最初は平均律にチューナーをセットしてたけど、音律の選択は場合場合によるとわかって、自分は伴奏もなしに孤独に一人でバイオリンを弾くだけだから、あ、そうか、ピタゴラスがいいのかとおもって、それ以来チューナーはピタゴラスに合わせてやってきました。最近になってやっと音階練習をはじめて、ピタゴラスのチューナーを見ながらしてます。

 

ところがです。いろいろネットで読んでみると重音の練習もしたらいいと書いてあるんですが、3度の重音ってピタゴラスじゃなくて純正律の方がいいってみんな言ってるんですね。弾いてみたらたしかにちょっといい気もする。まだうまく弾けないからきがするだけかもしれない。

それより、重音の時だけチューナーを純正律に合わせるのはめんどくさいなあ、もっといい音律はないのか?バイオリンにだけ使えればいいんだけど。。そもそもバイオリンでは重音は同じ弦では弾けない(少なくとも自分には)し、たぶん隣り合う弦どおしの重音だけきれいになればいいんじゃないかとおもい、自分用の音律を作ろうとか、いろいろ考えているうちに、新たな疑問がわいてきました。そもそも何を元に考えればいいんだ?

 

ちょっと復習:

重音の周波数の比を見ると

ピタゴラスは、2と3だけからなる比でできる。…因数2個

純正律は2,3,5の比でできる。…因数3個 (確かそうだったような?7とか11とかの素数は入ってないと思う)

平均率は2^(1/12)の何乗かの比でできる。…因数1個

 

ここまではいいんですが、さて、人間の耳や脳にきれいに聞こえるためにはどういうものがいいのか?それがどうやったらわかるのか?

いろいろネットをみると”周波数の比が”、”簡単な整数”、”音のエネルギーが共鳴で移りやすいから”とかいろいろ書いてありますが、結局そのあたりで納得してしまうのか、お茶を濁してしまってるんです。答えにはなってません。

弾いて耳で聞いていい音を見つけるしかない、というのもよくいわれます。でもほんとうに そうする”しか”ないんでしょうか?

 

ねむいのでねます。