紀州のドンファンこと、田辺市の資産家、野崎幸助氏(75)が覚醒剤中毒で急死してからすでに1年以上が経過した。

 一時は、ワイドショーなどでも盛んに取り上げていたが、現在、すっかり沈静化した感がある。

 

 しかし、7月中旬、野崎氏の自宅前にカメラを構えた報道陣が大勢押しかけたという。

 

 野田氏と55歳も年が離れた幼妻に逮捕情報が流れたためだった。

 

 結局、それはガセだったわけだが、怪死事件を捜査する和歌山県警はやはり幼妻の周辺をいまも集中的に調べているようである。

 

 現在、捜査員が注目しているのは、野崎氏が急死する1カ月ほど前、彼の愛犬イブが突然この世を去って自宅の庭先にその遺骸が埋めた直後の出来事。

 

 実は、野崎氏と幼妻が「大げんか」をしたらしい。捜査員は、野崎氏の会社の元従業員らにそのけんかがどんなものだったのか、聞いて回っている。

 

 もしかしら、そのことが殺人を犯す動機に繋がると見ているのか。

 

 しかし、いくら動機が解明できたとしても、覚醒剤の入手経路を割出さないことには事件解決へ向けて進まない。

 

 まだまだ、野崎氏の無念を晴らすには時間がかかりそうである。

 

 

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