文科省の2人のキャリア官僚、佐野太科学技術・学術政策局長と川端和明国際統括官を塀の中に落とした「文科省汚職事件」。

 あらためて言うまでもなく、事件のキーマンとなったのは、「東京医療コンサルティング」元役員で「霞が関ブローカー」と呼ばれる谷口浩司だ。

 

 しかし、谷口を背後から操り、「霞が関ブローカー」に仕立て上げたのは、同じく「東京医療コンサルティング」の元役員で、7月25日に贈賄の逮捕状が出された古藤信一郎であるのは間違いない。

 

 谷口の逮捕後間もなく、谷口の妻が夫の無実を訴える一方で、なぜ東京地検特捜部は事件のきっかけをつくった立憲民主党の吉田統彦らに手をつけないのか、と責め立てる内容の「谷口浩司のホームページ」なるものが立ち上がった。

 それを書いていたのは、本当は谷口の妻でなく、古藤だと見られている。

 

 事実、新聞・テレビが8月27日、古藤に逮捕状が出ていたことを1カ月遅れで報じると、それ以来、ピタリと「谷口浩司のホームページ」は更新されなくなった。

 

 古藤は現在、海外に滞在し、逮捕状が出ているとの報道があっても行方知れずのままだった。

 

 ところが、ここに来て、連休直前の9月14日、帰国するとの情報が駆け巡ったのだ。

 

 結果的にガセだったわけだが、記者らがその情報を確認すべく、共犯である谷口の弁護人、錦織淳弁護士に取材すると「話は別だが、古藤さんは責任を取って離婚したから」と口にしたという。

 

 かつて、錦織弁護士は「新党さきがけ」から出馬し、衆院議員を1期務めている。その後、民主党に移ったが、次の選挙では赤絨毯に戻って来ることはできずに、政界引退。弁護士に転身した。

 谷口が付き合っていた政治家は民主系ばかりだが、弁護士までそうだったというわけだ。

 

 

 海外にいながら、古藤がどのように離婚の手続きをしたのか不明。

 ともあれ、離婚した妻とは、民主党の早川久美子元衆院議員だ。

 

 責任を取ったと言いながら、夫は海外に逃げたままで、元妻はかつて公職の立場にあったのに何ら説明しようともしない。

 

 一体、誰に対する何の責任を取ったのか。

 

 

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