朝鮮半島と時間の問題(2) | プーチンの日記

朝鮮半島と時間の問題(2)



さて前回、アメリカが「ならず者国家」宣言により、イラク・
イラン・北朝鮮への戦闘プロジェクトを準備したと書きました。

いくらブッシュの頭が弱いとは言え、一国の元首が単純に
「お前らは嫌いだ」というスピーチを行うことはあり得ません。
いや、よくご承知の通り、非公式の場におけるブッシュの発言は
単純さに満ちています。しかし、あのスピーチは公式のものです。
またブッシュはあれを言わされた背景があるということをご記憶
ください。

イラク・プロジェクトは既に遂行されましたが、残りのプロジェクト
も、かなり前から複数のシナリオに沿って準備されています。
ゴーサインがいつ出るかも「時間の問題」で、仮にブッシュの
任期中に遂行されなくても、次期政権に引き継がれることになって
います。

アメリカの次期大統領は、民主党ヒラリー・クリントンと共和党の
ライスの争いになり、ヒラリー有利と言われています。
最もドラマチカで馬鹿馬鹿しいシナリオは、ブッシュ任期中に彼が
暗殺され、チェイニーが大統領に昇格し、そのまま大統領選に出馬
して二期目の大統領になるという話です。

現在、この3つの選択肢しかありませんが、はっきり言えば、
誰が次期大統領に就任してもアメリカの取り得るシナリオに大差は
ありません。ロシアとは大きく異なり、アメリカの政治は完全に
骨抜きになっています。それはフロントに立つ人物よりもスタッフが
優秀であるという意味ではなく、政権中枢がまるごと金融仕掛けに
操られているということです。

アメリカの紛争介入という紛争が目標とするものは、これまた
極めてシンプルで、戦争利権そのもの・資源・ニセ民主化による
金融支配のいずれか、または複数です。

アメリカの話が長くなりましたが、次回は朝鮮半島に戻り、
もう少し続けましょう。

それでは前回のクイズの答え、その1です。
この写真で、私だけが傘をさしている理由は、昔の習性です。
スパイは小雨でも傘を持ち歩くことが多いのです。傘の中に
隠れることができます。また武器にもなります。傘に何かの
おもちゃ(道具)を仕込むことができます。そのため、
雨が降ると反射的に傘を開いてしまう癖があるのです。

ではもう一つの理由は何でしょうか…