朝鮮半島と時間の問題(1) | プーチンの日記

朝鮮半島と時間の問題(1)



朝鮮半島問題は、この瞬間におけるロシア及び世界の最優先事項
ではありませんが、このテーマについて言及しておきます。

近いうち、-朝鮮半島問題のタイムラインは常に狂いがちですが-
来月あたり、再び北朝鮮の問題が浮上してくることに
なりそうです。ここでこれを述べるのは、若干の牽制を含んで
います。前置きはこのぐらいにして、本題に入りましょう。

北朝鮮は「時間の問題」です。この「時間の問題」とは、北朝鮮が
明日ただちに崩壊するわけではありませんが、誰もがいずれは終わる
ことを知っているという意味です。「人間はいつか死ぬ」と同義です。

金日成の死去後、崩壊のカウントダウンが開始しました。
そして、もう長い間北朝鮮は「時間の問題」を続けています。
好ましくない喩えではありますが、「余命数年」を宣告された
まま、その数年を越えてもなお生き延びているようなものです。

もう一つ、「時間の問題」は、北朝鮮に関係する各国が、それぞれの
理由で朝鮮半島問題のタイムラインをコントロールしたがっている
ことを意味します。そしてその多くは、タイムラインをできるだけ
後のばしにしようとしています。ロシアも例外ではありません。

六カ国協議に参加する国々のうち、実際早い段階での北朝鮮崩壊を
望んでいる国はありません。最も速いシナリオに対応しているのは
アメリカだけです。これは、ブッシュによる「ならず者国家」宣言
によって、アメリカがイラク・イラン・北朝鮮に対して戦闘
プロジェクトを準備したことを意味します。

「ならず者国家宣言」は、ほぼ宣戦布告であり、ブッシュの任期中
に遂行すべきプロジェクトとして立案・計画されているものと
考えてください。

長くなりますのでこの辺で。
なかなか本題に入れませんが、続きはまた。

時間潰しにクイズを出しておきましょう。
この写真で、なぜ私だけが傘をさしているでしょうか…