あるウクライナの女性(2) | プーチンの日記

あるウクライナの女性(2)



モスクワは暑い時期もありましたが、最近は夏らしくない日々が
続いています。そして私はハードに働いております。
イスラエルやイギリスのテロ未遂など、国際的な事件も多いですが、
世界がそれらに目を奪われている間に、ロシアは次の手を打っておく
必要があるのです。私もなかなか夏休みの気分になれません。

イスラエルを含む中東問題は、早期解決はあり得ませんので、
近いうちにからくりを説明しましょう。今日はウクライナ話を
続けます。現在的なトピックスではありませんが、ここのところ
起こる国際的な事件に共通する何かを含んでいると思います。
どれもこれも問題の根は似たようなものなのです。

2004年、ウクライナでの大統領選で野党から立候補した
ユーシェンコの服毒事件については前回書きました。
誰が最初にこのシナリオを書いたかは完全に明らかでは
ありませんが、ユーシェンコの飲毒計画を強力に推進し、
また本人に実行を迫った人物は判明しています。

その人物は、ユーシェンコ大統領下で最初に首相に就任した、
ユリア・ティモシェンコです。

彼女は巧妙なシナリオを元に、ユーシェンコを説得しました。
決して死ぬことはない、あなたは大統領になれる、と。
そして愚かなユーシェンコはそれを実行しました。

この「服毒作戦」に協力したのが、ユーシェンコの二番目の妻、
ウクライナ・アメリカンのカテリーナ。彼女はホワイトハウスで
働いていた経験があります。CIAのスパイと言われていますが、
オレンジ革命を推進したウクライナのNGOやCIAには、ある
人物の息がかかっています。ユダヤ人のジョージ・ソロスです。

ユリア、カテリーナ、ソロスのトライアングルによる服毒作戦の
シナリオは、ウクライナの大衆を騙すには十分な出来でした。
ソロスの息のかかった医者に証言させ、ヨーロッパのメディアに
スクープ合戦を煽ってインチキな情報を小出しにリークし、
何よりもインパクトのあるユーシェンコの顔を露出することで、
「ロシアの陰謀」を全世界に印象づけることができたのです。

次はユリア・ティモシェンコの悪口を書きます。
こんな話が読めるのは、ここだけですよ…