共和国連邦と連邦共和国 | プーチンの日記

共和国連邦と連邦共和国



私がたびたび提示している「プーチニズム」を理解していただく
ための第一歩として、「共和国連邦」と「連邦共和国」という
キーワードを説明していこうと思います。

ではまず、「共和国」って何でしょう?
基本的には人々に平等な権利が与えられた上で、公に選出された
元首がいる国家ということですね。

まあ定義なんて本当はどうでもいいんです。どこの国も建前だけ
ですから。北朝鮮なんか、実態は「金氏朝鮮」という氏族支配で
あるにも関わらず「民主主義人民共和国」だったりしますし。
考えると、「民主主義」「人民」「共和国」という念の入れようは
なかなかすごいですね。「超ウルトラハイパー」ぐらいすごいです。

では「日本国」は? これは「暗黙王国」です。王様がいて首相が
いて憲法がある「立憲君主国」に極めて近い、特殊な形態です。

そして、ここからが本題です。

ソビエトは、「共和国連邦」でした。建前上、ソビエトという
システムの社会主義で国家全体を構成する「共和国」があり、
その共和国群を束ねた「連邦」ということでした。

よく「プーチンは社会主義独裁の道を辿っている」と言われますが、
これは間違いです。理念はともかく、社会主義というシステムは
今の人類には通用しません。そのことは、ソ連で実験済みです。

そしてソ連崩壊の後、CIS(独立国家共同体)とロシア連邦
共和国が誕生しました。「連邦共和国」は「共和国連邦」と
何が違うのでしょうか?

答えは次回にということで…