こんにちは!
先週はドイツの自動車免許の試験があり、無事に合格しました!
本当に手放しで嬉しい!
本来はもちろん、出産前に取っておきたかった免許ですが、まさかここまでもつれ込むことになるとは想像していませんでした。
6月始めに筆記試験に合格してからも実習はしていたのですが、当時夏休み前ということもあり実技試験の申し込みが殺到
おまけに州内の試験官が7人病欠(ドイツでは軽い風邪でも病欠あるある)というカオスに巻き込まれ、早くても試験は2ヶ月ほどかかると言われ
妊娠後期に試験はキツイだろうと判断されて泣く泣く諦めていました。
出産後は引っ越しすることが決まっていたので、新たな地の新たな自動車学校でスタートしなければならず、ドイツお得意の書類の手続きなども延々とかかり。
出産から2ヶ月目、少しずつ子育てや引っ越しが落ち着いた頃に、再び自動車学校に通い始め・・・
学校に通うといっても実技だけだったので、新しい町の市内や高速を走る路上実習に精を出していました。
(ちなみにドイツでは仮免というものは無く、一番初めの実習からいきなり市内など路上を走ります)
若くて親切、けれど厳しい教官の下、すっかり綺麗に忘れた標識の意味や交通ルールにも苦戦したり
マニュアル車の難しさに悪戦苦闘しているときに、道路でエンストすることも多々ありました。
そんな時は決まって、私の後ろに渋滞が出来るという大惨事。
後ろからびーびークラクションを鳴らされてるというのに
「何が原因か自分でよく考えて」
と突き放され、獅子の子落としのような実習は本当にコワカッタ。。
そんなこんなで、国道などの実習に加えて特別枠の
夜行運転
高速道路
幹線道路
駐車
もそれぞれ必須時間取って、いよいよ望んだ実技試験。
いつものように教官が隣に座り、試験官が後部座席に座り、走る方向など色々と指示を出してきます。
運良くもとっても親切な試験官に当たり、
「ナガサカって名前はあの有名なナガサキとは関係あるの?」
「日本人の名前って響きが綺麗だよねぇ〜」
などと、教官含め談話しながらの試験は和やかムード
45分の間に試験会場から車道に出て、高速道路や住宅地を走って、縦列駐車や緊急ブレーキが出来るかのテストをし、再び試験会場まで戻って来れたら合格。
試験で致命的な間違いをすると、その場で試験終了が伝えられて、人によっては5分で終了することもあるのだとか。
コンサートの本番前みたいにドキドキしましたが、柔和ムードのおかげで思っていたより落ち着いて運転できました。
試験場に戻ってくると
「日本語でbestandenは何ていうの?」
と試験官に聞かれ、
「合格!」
と答えると
「ゴーカクゥ!」
と結果が伝えられました
「不合格だったら書類が簡単なのにね〜」
とブツブツ言われながらも合格証をもらい
晴れて試験の合格の喜びを噛み締め、同じく喜んでくれた教官が「写真撮るよ〜!」と記念撮影。
ちなみにこの紙ではまだ運転してはいけないので、後日免許証を取りに交通課へ行きました。
ああ、もうあの厳しい実習を受けなくても良いんだという解放感と同時に、自分の車で初めて路上走る不安感が湧き上がります。
というのも夫婦共有の車は全長5メートルあるマニュアル車。
クラッチがあまりに遠くにありすぎて(私が小さすぎて)足がおかしくなりそうです。
あんなに苦労してとったマニュアル免許、今になってオートマ車じゃないことを後悔するという。
それに加えてドイツでは若葉マーク🔰を貼ってる人などいないので、初心者にも容赦ありません。。
2年間は試験期間となっていて、点数が引かれると補習学校に送られるという罰が!
そして2年過ぎれば大概のことは罰金で済むそうです。
ちなみに日本では飲酒運転はどんなことがあっても絶対ダメですが、ドイツでは教本に
「試験期間中の初心者ドライバーおよび21歳以下のドライバーは飲酒禁止」
と明記してあることに驚き
飲酒運転で捕まった同僚が、日本だったら免許剥奪のアルコール量が検出されていましたが、500ユーロ(6万円)の罰金で済んだり。
アルコールの血中濃度が0.5mg以上だと罪になるそうなので、日本よりも寛大のようです。
長々と免許のことを書いてしまいましたが、先日はもう一つ別の行事を挟みました
100日はとうに過ぎてしまいましたが子供のお食い初めをやってみました。
綺麗なお茶碗もセットもありませんので見た目は貧相ですが、日本の伝統行事を形だけでもやり終えられてよかったです。
それでは〜