こんにちは〜!


またまたお久しぶりの更新です。


まだまだ夏真っ盛りの日本からは毎日茹だるように暑いけど、ヨーロッパは適度な暑さで快適でしょうね〜、という声を聞きますが、こちらは快適を通り越してなんだか寒いです。


暖かいのはたまにだけで、時には10度まで下がることもあり、いつもは風邪とは無縁の夏というのに、ほぼ風邪を引き続けていました。


そんなこんなで、最近のマイブームは体力を付けようとジョギングや筋トレ、そして*うさまる*です。



うさまるとはご存知、LINEのスタンプから生まれたキャラクターです。まだ日本に帰れないので、うさまるグッツやアニメをネットで見ては、その可愛さに溜息がこぼれます。


(このブログのタイトル、うさまるバイオリン弾きのブログにしようかなぁラブ)


七月、ミュンヘンの近くのアマーランドという街で開催された講習会に行ってきました。


宿泊は無料で用意されていると聞いたので、ホステルか何かを想像していたのですが


何とこの辺りはとびきりの富裕層が住んでいる地域らしく、着くやいなやホストファミリーの元へ案内され、そこは何とも素敵な一軒家でした。

 

ご近所には何とお城に住んでる人もいたりびっくりびっくり



いやはや、中に入っても生活感がありませんでした(笑)

毎日30分ずつレッスンがあり、皆がお互いに聴き合うという珍しいスタイルでしたが、とても勉強になりました。

ある日の昼食




左がホストマザーのメヒティルト、右はその従姉妹のでたまたま遊びに来ていたヘアタです。


彼女は自身もバイオリニストなので一緒にレッスン場に行ったり、音楽についても語り合ったりと意気投合して、すぐに仲良くなりました。


メヒティルトがレッスン場まで送ってくれることもあったのですが、この時生まれて初めて、オープンカーというものを体験!!おねがいおねがい



帰りに鳩のささやかな落し物セキセイインコ青がバイオリンケースに付いておりましたが。

そして驚いたことに、この辺一帯に住む人たちはそれぞれがプライベートの岸辺を持っているらしく、よく泳ぎに行かせてもらいました。



日暮れもとても綺麗。

そういえばちょうどこの時期、ミュンヘンでとても凶悪でおぞましい事件が起こったのですが、みなさんはご存知でしょうか。

それは丁度メヒティルトとその息子のパウロが街へ買い物へ行った後、ニュースを見て背筋が凍るような感覚を覚えました。


ミュンヘンの街中のショッピングモールで何者かが銃で何人もを射殺したというものです。


結局犯人が1人でその場で自殺していたことが分かるまでの数時間、逃走中という誤報により市内のあらゆる交通機関がストップしたり、外出禁止令が出されたりと、とても張り詰めた空気がテレビを介して伝わってきました。


今回は結果としてテロでなかったにしろ、今やヨーロッパ中がそうであるように、ドイツもISにとても敏感になっているため、移民についての議論や規定も更に厳しくなって行く模様。

 

いつ自分も巻き込まれることになるかも知れないということを頭に入れて置いて行動した方が良さそうです。


さて、講習会の話に戻りますが、ほぼ全ての講習会には終了コンサートというのがあります。


こちらはリハーサル中。



ここのお宅はアフリカンスタイルを基調にしているらしく、ピアノの上のシマウマにも驚かされます。



っちは何の動物だろう。

今回はチゴイネルワイゼンを演奏することになり、こんな裕福な人達が集う演奏会場は、さぞ立派なコンサートホールなのだろうと思っていたら、なんと



現役の馬小屋!!馬


地面はフカフカの砂です。


ですが度々著名な演奏家を招いては演奏会が開かれるそうで、流石舞台や音響はバッチリでした。


自分でも久々に落ち着いた演奏が出来て、客席の集中も伝わり良い演奏会になりました花火


とても濃く幸せな時間を過ごさせてもらったホストファミリーと講習会にお別れをして、ミュンヘンを後にしました。

今はリオオリンピック真っ只中、私は毎日メダルのランキングを見ては日本を応援してました。日本



一時期は3位にも上昇ラブ今でこそ抜かれてしまったドイツですが、始めはメダルが全然取れずにだいぶ遅れを取っていたんです。

 

日本の活躍は本当に誇らしくて、やはりこのようなスポーツの祭典の際に愛国心が深まります。

 

ドイツの卓球の選手で福原愛ちゃんを最終的に下したインハン選手など、ドイツチームなのに中国人だったりというパターンに驚かれた方も多いみたいですね。

 

豆ですが、彼女の出身は中国ですが、2002年にドイツへ移住し、現地のチームへ所属、2006年に中国系ドイツ人(ドイツで生まれ育ったみたい)の男性と結婚されデュッセルドルフに住んでるみたいです。そのような結果から彼女の場合国籍を変えることはそんなに難しくないことが推測されます。


逆の視点で考えると、外国人だからという理由でその国の選手になれないという状況や、国籍取得を拒否されることに差別と感じる人も多いはず。根底には思う所が生じるかもしれませんが、ドイツの国のために活躍する選手をこちらのアナウンサーも応援に熱が入っていました。

 

まぁ、もし陸上のボルトが日本へ移住して日本チームへ入りたい!となれば歓迎されるような感じでしょうかウインク

さて、今週からは新しい街で新しいオーケストラが始まります。
初めての仕事はプッチーニのトスカ、がんばりまーす!

ホーム画面に動画等を載せたのでお時間ある方はご覧ください