どんより曇った日でした。
天気の良い日に行きたかったのですが、予約した日がこの天候。
8~9年前に『生きた建築フェスティバル』で抽選に当たって旧館見学をしましたが、今回は新館の中も見ることができるというので再訪問。
北側入り口から入ります。
チェックリストを持っている人に名前を言って新館の中に入り、ソファーに座って待っていると、見学開始時間になりました。
説明してくれる職員さんの案内で、、会議室のようなところでDVDを見て銀行の役割を勉強。
ここへ入る前には金属探知機で検査があり、警戒厳重。
DVDでの勉強が終わると、新館の営業室を見学。
日本銀行など我々一般人は関係ないと思われがちですが、破損した紙幣などを交換するのは一般銀行ではなく、直接日本銀行の営業室へ持っていかなくてはならないのです。
ここをはじめ新館内や新館が写るところはすべて撮影禁止。
その後、旧館へ移動。
旧館は許可されたところのみ撮影可。
先ず、資料展示コーナーで説明と見学。
1億円の束(本物ではなく展示用に作られたもの)を持つ体験ができます。
重さは10kg。
40億円の束も展示してありました。
7月3日に発行予定の新札(本物 透明のケース入り)も手に取って見ることができます。
3Dホログラムなどの新技術が良く分かります。
次は、階段室へ。
この階段を下りて行きます。
階段を下りると締めたままの正面玄関。
ここで日本銀行らしい装飾の説明あり。
「なるほどな。」
その次は、階段を上り記念室へ。
説明の後、自由に見て回る。
(人が写るので、これだけ以前の生きた建築フェスティバルの時の写真。)
NHKの連続テレビ小説『あさが来た Part2』の表紙写真の撮影にこの部屋が使われたそうです。
これで見学はお終い。
写真撮影もお終い。
この旧館で現役で使われている部屋もあるそうです。
新館が見えるガラス張りの廊下を通ってDVDを見た部屋へ戻りました。
荷物をロッカーから取り出してさようなら。
1時間ちょっとの見学でした。
説明してくださった職員さん、「ご苦労さんでした。」
重要文化財に指定されている日本銀行本店・日本銀行京都支店(現京都文化博物館)や東京駅丸の内駅舎などを設計した辰野金吾の設計で、明治36年(1903年)に建設されました。
但し、当時のままではありません。
当時のままなら、これぐらいの規模の辰野の建築物なら重要文化財に指定されているでしょう。
老朽化と地盤沈下で取り壊される予定だったが、保存してくれという声を受けて昭和55年(1980年)から昭和57年(1982年)にかけて改築工事が行われました。
大阪の松竹座や京都の中京郵便局のような単なるファサード保存ではなく内部もできる限り保存・復元しているようです。
詳しくは下の公式サイトを参考に。
『見学のご案内』から予約することができます。