新撰組(新選組とも書くことがあります)といえば、「幕末の京都。壬生の屯所。」と、すぐに思い浮かびますが、大阪にも拠点があったのです。
 
 天王寺区下寺町の松屋町筋沿いに、町の名前の通り、寺がずらりと並んでいる所があります。
 この辺りは、大阪に数箇所ある寺町の一つで、色々な宗派の寺が密集しています。その中に萬福寺という寺があります。この萬福寺が、実は、新撰組の大坂(江戸時代には大坂と書くことが多いようです)の拠点になっていました。
 
 新撰組の任務は京都の護衛だけではなく、畿内で将軍が滞在するときの護衛や大坂近辺の海岸線の警護も任務になっていたので、大坂市中取締りをする時の旅宿がここだったそうです。
 
 
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                        萬福寺
 
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                     5年程前に作られた碑(右)
 
 
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                        説明書
 
 大阪の寺は、一部を除いて、京都のような観光寺院ではありませんので、門が開いていれば中に入っても構わないようです。(ただし、この写真のように柵をしてあれば、入ってはいけません。)私は、中に入って見学していて、文句を言われたことは一度もありません。ただ、本堂は閉めているところが多いようです。     
 大阪へわざわざ寺を見に来る人はほとんどいないと思いますが。