美ヶ原高原タイムラプスワークショップ開催 | びっくりビクセンBlog

びっくりビクセンBlog

八代目によるビクセンの褻(ケ)

2015年5月22日(金)~24日(日)に、美ヶ原にてタイムラプスワークショップが開催されます。

主催は美ヶ原高原タイムラプス実行委員会。このワークショップを開催するために組織されました。実はこのワークショップには思い入れがあり、少し関わらせて頂いています。

タイムラプスや星景写真のワークショップといえば、私自身は2013年に第1回のAstroMaster La Palma Workshopに参加した経験が大変に勉強になっています。約10日間、昼間の座学と夜の撮影をひたすら繰り返すワークショップでした。(仕事の都合で半分しか参加できませんでしたが・・)
プロのテクニックを惜しげもなく、余すところ無く披露するそのワークショップには、世界中からプロアマ問わず参加者が集まり、ディスカッションも豊富で、最先端に触れた瞬間でもありました。そして、最先端ではトライアンドエラーが繰り返され、常に進化している世界でした。
帰国のときには、いつかこんなワークショップを日本で開けたら、楽しいだろう、開きたい!と考えるようになっていました。

今回のワークショップはこの時のワークショップとは少し異なります。10日間も開きませんし、世界中から集まるわけではありません。それでも、第一歩としては座学と撮影を組み合わせ、ディスカッションも出来るだけ豊富に、なればと思っています。

ワークショップのもう一つの要は、ロケーションです。 スペインのLa Palma島は、天文台も多く星空の素敵なところです。一方、美ヶ原も山々の中にあって、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳等を見渡せる山です。百名山を数多く見る事の出来る百名山(美ヶ原も百名山です。)としても有名です。雲海を楽しめる山でもあります。自然だけではなく、山頂付近にある美ヶ原高原美術館がビューポイントにアクセントを与えてくれます。今回のワークショップでは、この美術館が参加者にだけ特別に夜間開放されます。めったに無い機会だと思います。

ワークショップでの特別な対応としては、撮影ポイントへの送り迎えがあります。美ヶ原は山頂付近が牧場になるほど広いところです。林道が通っていますが、一般車両の通行は禁止されています。今回この林道を、夜中に撮影ポイントまで車で送り迎えしてもらう事が可能となりました。通常だと夜間に歩いてしか行けないところに機材を運んでもらう事が出来るようになり、今回だけのロケーションを確保する事が出来ます。

美ヶ原タイムラプス実行委員会は、山の関係者全員で、美ヶ原の魅力を皆さんに提供しようとしています。タイムラプスという手法をメインに美ヶ原の星空、雲海、木々のざわめき、芸術の香りを持ち帰って貰えるよう皆さんをお迎えします。
貴重な機会だと思いますので、多くの方に興味を持って頂き、ご参加頂ければ幸いです。

詳細はこちらへ→美ヶ原高原タイムラプスワークショップ