ビクセンでは、4月と10月とが人事異動の時期です。
この10月も数名の社員が昇進しました。
私の考える昇進とは、会社からの期待と
社員の自覚する自らの役割とが合致した時に
行われるものです。
ビクセンは少ない人数で、会社の多くの機能を
動かしています。
国内での営業活動をはじめ、海外での営業と
それに伴う輸出入貿易、国内外への物流手配、
研究開発(R&D)、企画開発、製造、検査、宣伝企画、
カスタマーサポート、デザインチーム、修理、総務経理、
システム、web管理などの機能です。
子会社も二つあります。
これらの機能を動かすには、各自一人一人の自律した
判断が必要です。
私は常に「あなたの役割は何か?」という事を
社員に問いかけています。「自覚した役割」は、社会人の基本だと思います。
私は仕事の定義を次のように考えています。
「仕事とは、自らの役割を発見し、行動を起こし、価値を生み出すこと」
仕事は、役割を見つけることから始めるものだと思います。
ところで、こうした自律した社員とはどういうものでしょうか。
私は、自分の仕事を自分だけで「こなす」社員が、自律した社員だとは
考えていません。自分で判断することは大事ですが
それに加えて、自分以外の人の為、自分以外の人の役に立つ
事が自律の条件だと思います。
「自律」とは自分をコントロールすることであって、自分だけで何でも
出来るようになることではありません。そもそも、会社組織は
自分だけではどうにもできません。
自律した社員が集まった会社は、お互いに助け合い、
支えあう組織になると思います。大切なのは自律した社員の
協調なのです。
今回昇進した社員は、自分の役割を自覚し、会社の期待を
理解していると思います。
もちろん「自律」を意識している事でしょう。
是非、正しく自律してもらいたいと思います。
がんばれ!