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 だいたいにおいて私は青春映画をあまり見ない。特に邦画においては皆無であろう。洋画においてはグッドウィルハンティングという青春映画は好んで見る。なぜ、邦画を見ないかと言うと、ベタだからである。ひねりのない内容はあたかも須らく出演している役者たちを際立たせるために撮影されているように思えるからである。

 そんな中、私はBSでグッモーエビアンという映画を見た。なぜなら、大泉洋という人間が好きだからである。まぁ多分に漏れず水曜どうでしょう?が大好きという原因がある。

 実際に見てみると、非常に面白くて感動した。私は介護の仕事をしていて社会という型にはまって生活を営んでいるが、大学生の頃はパンク歌手になろうと勤しんでいたため、そのギャップをたまに感じる時がある。真面目に生きて、つまらない人生を送るのは嫌だなぁと若い時分は多々思っていた。だから、職場ではふざけた言葉を言って周りを笑わたりしている。だが、それにも限界があり、私のフラストレーションは溜まる一方である。たまにはもっとダイナミックなことをしたい。裸になってオムツを履いてその状態で排泄介助をしてみたり、裸にエプロンで食事介助をしてみたり、ビキニを着て入浴介助をしてみたり、ともかく、もっと面白く可笑しく生きたいのである。

 だが、どうも社会がそうはさせてくれない。上記の事を行ったが最後、私は職を失い路頭に迷い家を失い、橋の下で大五郎を片手にレッチリを歌うハメになるだろう。

 そんな私のパンクな欲望を軽く満たしてくれたのがこの映画であった。涙もあり笑いもあった。そして、女子たちがとても可愛かった。所謂、普通の生活に慣れ親しみ過ぎて飽きが来ている方には是非おすすめの作品である。