若い時分、私はコンフリクトを避けて生きてきた。だが、社会へ入り自分が望まなくてもコンフリクトが訪れるようになった。私は少しともどいながらも避けていた。
 そして、月日が経ちコンフリクトはリスクではなく成長には必要不可欠なものだと知った。それから、コンフリクトに対して恐怖はなくなり自らその中へ突入する胆を得た。
 現在、私は非常に過ごしやすい日々を送っている。言いたいことを言い、やりたいことをやっているからである。だが、そこで他者の意見も尊重し互いに成長できるようなコンフリクトを創造出来ているからという背景がもちろんある。
 対応力というものが社会にとってはとても大切で、そのためにはディベートスキルがもっとも重要だと思う。その点において、海外の教育は日本よりも優れていると思う。そして、日本はいつ読み、書き、そろばんの時代を脱するのであろうか。その時点が遅くなればなるほど、精神科は儲かるし、GDPの向上が遅くなるだろうと思う。