時に人の中には魂を剥き出して頭を使わずに創造する事が可能な人間がいる。それが新井英樹である。彼のキーチ・キーチVS・sugerを読んでそう思った。
特にキーチの中に出てくる「ひとり すごい ひとり だいじ みんなひとり」という台詞がすごく好きだ。
 魂が洗われまた新たな魂へと更新されていくような感覚を覚える。彼の才能に敬服し、ひとりの大切さを改めて考える事ができた。
 今はケータイでひとりの状態がとても少ない。だが、ひとりの状態にこそ強さがあり、満ち足りた感覚がある。それを忘れ他者に依存する者は真の人生を送る事はできない。真の人生とはなにか?それは魂のまま生きる事である。常に魂(悟性)にアクセスし日常を暮らし、いまを自分のものにし己が満足する生を送りたいものである。