先週末は先物オプションのSQ日だったので、これに合わせてエクセルVBAを使った計算機『有利くん』のコードを書きました。
当日はこの計算機でサジェストされた”有利なポジション”を実験的に建てて損益の推移を見守っています。現在のところプラマイゼロと悪くない印象です。手動発注が豆鉄砲のクソエイムだった割には
このポジションはSQ日を待たずに目標利益の達成で精算してしまい、次回はまたSQ日に建てるというサイクルですので、それまでの間に『有利くん』のアップデートをしていきます。
課題がいくつか見えてきました。
①有利なポジションって本当に有利なのか
②エクセルで計算値が出てから実発注までのタイムラグで不利になった
③そもそもタイムアップギリギリで使うものだからマクロでの計算に時間がかかりすぎると意味がない
この計算機での有利値というのは理論値との乖離です。現場ではブラックショールズ方程式はアテにならんということであればロジックが破綻します。板をじっと見ていると、買いと売り両方に規則的な数値の並びがあり、先物価格が変動するごとに機械的に売り買い両方が上下にズレていきます。
これが多分大口投資家のアルゴというやつでしょうか。規則的に先物価格の変動と同じようなタイミングで動くということは、やはりブラックショールズをベースにした計算が行われていると考えておいて良いはずです。ひとまずね。
オプションの組み合わせは教科書的に決まっています。それを資金量やリスク許容度に合わせて適用するだけだから、リスク・リターンはプラマイゼロっぽく見えます。
オプションの理論価格も計算で求まっているので、理論価格とのズレも無かったとしたらトレーダーは何で継続的に利益を生めばよいのでしょうか。
上げ下げを当てる株や先物のポジションに対するオプションという立ち位置ですから、時間経過や変化の大きさとスピードでしょうか。そこをどう見るかが本質的な利益の源泉かもしれません。わからんけど。
今の市況からそれについての統計的なものが判定できればデータを取るために有利くんのパラメータに組み込めそうですがまだボヤッとしています。見えてくるまでは熟練オプショントレーダーのフォワードテストから導かれたザクッとしたデータを仮採用しておくしかなさそうです。
オプション取引においても、そろそろチャートギャラリーの出番かもしれません。検証してみたくなりました。パラメータの数値を具体的に指定するほど銘柄選定の範囲が狭くなるので、データ総数が少ない分だけ計算速度は上がります。計算項目数も少ない方が早いので極力シンプルに。
最終的に選択し注文するオプションの組み合わせは1つか2つですから、選定理由を突き詰めて、それを計算で求めれば最速なはずです。それが腑に落ちるまでの暫定措置として、パラメータを変えながら候補を選んでそれらを別シートに見やすく並べ、RSSでリアルタイムにデータ変動させて発注ギリギリまで直接見てみることにします。
つまり、RSSで取得した情報をベースに売買候補となる複数の行使価格を組み合わせて(万単位の大量データにはRSSは使えない)から選抜し、再度RSSを適用し、投資決定のための参照データを再び動的にします。こうして発注ギリギリまで有利な組み合わせをウォッチするのです。サジェストからウォッチにしてく発想ね。
注文時間が到来した瞬間に最上位にソートされていたそれを自動発注することとしましょう。手作業ではどううまくやっても30秒〜1分くらいかかりますが、自動発注なら1秒とかからないはずです。
システム改修の要件があらかた定義できました。『有利くん1.02』アップデート作業をはじめます。