まず始めに、温もりを | 赤い糸、絡ませて。

まず始めに、温もりを



携帯の充電が切れるくらいの長電話も

レスポンスの早いメールも



この肌で、触れ合えなければ意味がない。





久々のデートも

並んで手を繋いで歩いても

美味しいご飯を一緒に食べても




この腕で、抱き合えなければ意味がない。





声を混じらせるより


文字を重ねるより


指を絡めるより、も。




ただ、


温かい肌に触れ合って

この両腕で、抱き合えたならそれだけでいい。





言葉や指先の感触は


これがまず、満たされてからだ。