メモ | Circle on the other side

Circle on the other side

動物と人間と私と・・・

赤字追記しました。


再度追記しますが、まず大前提として、
人間の都合で動物を生かしたり殺したりすることをしてはいけない、
ということがありますし、当たり前に、すべての人間たちは
人間が人間のために生み出した動物たちを生かすように努めるべきです。

なぜ今までこんなに譲渡が少なかったのか知りたいし、
譲渡をもっと進めて生かす努力をしてもらいたいです。


***


松田さんへ コメントが長くなりすぎたため、
私もブログにて書かせて頂きましたので、お手すきの時にご覧ください。
お返事は頂かなくても結構ですが、もし頂けるのであれば幸いです。

また、松田さんのブログの方でやりとりがとまってしまうと、
誤解を生んだままになってしまうと思われる箇所(適正譲渡の一般の方への理解について)があるので、本当にいつでも結構ですので、その点について触れて頂けるとありがたいです。

*黒字と青字が私からのコメント
緑色が松田さんからのコメントです。



私から松田さんへのお返事です。

まずはじめに、敢えて書くことはしませんでしたが、
私は日々譲渡や動物の世話に関わる全ての皆さまにいつも感謝をしています。

そして、皆さまは動物を人間のために苦しめ殺すことをなくしたいと
同じ目的のもとに思い行動をしている同志だと思います。

松田さんも、これまで大変な苦労をされてきたのだろうと思います。

保健所の方々については、無責任な飼い主やビジネスのために放棄された
動物を殺さなければならないなんて、どれだけ辛いだろうかと。

その点が伝わっていなければ、大変失礼いたしました。

私には行政職員を思いやっておられるようには受け止められなかったので書き込みを始めましたが
お気持ちを述べていただいて少なからずほっとしています
行政のお先棒担ぎととられやすいのでしょうが 私は先にも申しましたように「陽性強化」で変革を試みることが良いと感じています



>>私が殺処分をなくしたいと思う一つの動機に、保健所の方々の辛さをなんとかしたい、と思うことが常にあります。動物に関わる問題はいつも、動物利用でお金儲けをしたい業界、それを支える行政、煽るマスコミ、
マスコミの扇動にのる末端の消費者という図式がありますよね。これに民間のボランティア組織が加わるのかもしれません。

その扇動にのらない賢い消費者を育てることで、ビジネスを成り立たなくさせることが目的です。
そして、保健所での殺処分のように、都合の悪いこと、手を汚すことは他人にやらせて、
関わっている本人は綺麗なところしか見ない、ということを心底おかしいと思っています。

私もこの活動をしていて誤解されることは多々ありますし、松田さんも同じかと思います。
松田さんと私との間でも、誤解はあったかと思いますが、
誤解は話し合いによって解かれるものだと思っています。

松田さんには、一度お話を聞いてみたい、お考えを知りたい、と思っていました。
思うままに率直に質問をさせて頂いているので、失礼な点があればお詫びいたします。
お忙しいところご丁寧にお返事を頂き、度々お手間をとらせてしまい、申し訳ありませんでした。



デモのプラカードをご覧になったということですが、

トップの写真から判断したことです
当日実際に見たのではありませんが トップ写真からは神戸市動物管理センターの「殺処分ゼロ」
が目立ちましたので 先のネット上での『CCクロ』批判の直後でもあり そのような印象を持ちました


センターで待っている動物の家族になってと訴えるものも多くありますし、
どれが神戸市動物管理センターの糾弾なのかわかりません。

神戸市動物管理センターで動物が殺されていることは事実であり、
その事実を隠さず知ってもらうことが、人々にとって行動を起こす初めの一歩になります。

また、松田さんが保健所での殺処分が必要なことだとお考えなら、
その事実に注目が集められても、問題はないのではと思います。

はい 行政機関で殺処分が行われていることは多くの市民は知っていると思いますが 職員への蔑視につながることもあり そのことを憂慮しています


>>CCクロ批判については、私の仲間にもそういう主張をされている方がおられるのは知っていますし、話を聞くこともありましたが、
不勉強ですみませんが、直接その団体へどのような事実があるかを確認していません。

ただ、譲渡する動物に資格が求められる、なかなか譲渡されない
という内容を聞いていて、その姿勢には疑問を感じておりました。



現在神戸で譲渡に関わる方にお話を聞いたところ、行政批判よりも、
里親希望者がなかなか現れないから、ペットショップではなく里親になってほしいことを訴えてほしいとのことでした。

ただ、これまで行政と民間団体が協力して活動していながら、
なぜこんなにも譲渡数が少ないのか、猫に至っては譲渡がずっとゼロであったのか、
不思議に思っておりますし、その点は今後より生かす努力をしていって頂けるよう
要望はさせて頂きます。


先に申し上げた通り、みなさん、殺処分が行われていることは知っていたとしても、
知っているだけで、身近な問題として感じ、考え、行動を起こすところにまでは中々至っていません。
改めて身近に感じてもらうことは必要だと思います。

職員を責めるような趣旨の呼び掛けもコールもしていませんし、
疑問を持った方々がこの問題を調べ考えれば、そのような考えには至らないはずです。

殺処分や生体販売にまつわる問題について、一番責められるべきは動物をばらまく業者だと思いますが、
誰しもが関わっていることで、誰しもが責任を持つべきだと思いますし、行政だけが批判の対象外になるとも思えません。




松田さんのコメント

「現状で繁殖規制がないままに 殺処分について特別に啓発先行されては 
適切な殺処分さえも否定されることを危惧するからです」

「「殺処分ゼロ」を目指すのではなく 「無計画繁殖ゼロ」をめざし それが達成された時 叫ばなくても無意味な「殺処分ゼロ」は実現できるでしょう」

について:

私たちの最終的な目標は、殺処分ゼロ、生態販売ビジネスの廃止です。

「殺処分ゼロ」の意味合いに違いは感じます 
数字の上でのことと 事実は違うことを知っていただきたいからです

【生体販売ビジネスの廃止】に異論はありません


>>それを聞いて嬉しいです。安心しました。

数字の上でのことと、事実が違うことも不勉強ながらわかっています。


その道筋の一つに無計画繁殖ゼロがあると私は考えます。
よって、デモのタイトルを変えるつもりはありません。

そこは言論 表現の自由ですからこれ以上求めることは致しません


無計画繁殖、不適正飼育にはもちろん反対ですし、
適正飼育、適正譲渡は推進されるべきです。

しかし、保健所からの譲渡だけを適正にしていても、元の蛇口を閉めないと
いつまでたっても保健所への持ち込みはなくなりませんよね。

私はすべての動物問題の根元に「適正譲渡」があると考えています
販売であれ 無償譲渡であれ 一時しのぎ的な譲渡が「譲渡詐欺被害」に及んでいると解しています
故に 行政機関からの譲渡は業者に対しても民間施設に対しても基準となるべきと考えています
熊本市を批判しているのも 民間シェルターではなく行政機関であるから厳しく見ています
行政機関への持ち込みよりも民間シェルターに引き取られることが適切とお考えですか?
(S,Ma注-「保健所」の表現はわかりよいかもしれませんが現在ほとんどの行政機関は保健所業務は対人保健管理を担っていることが多いと思いますので 私はあえて「行政機関」としています)


>>松田さんの主張される「適正譲渡」に販売も含まれているのであれば、私も同意です。

熊本市を批判されているのは、どのような理由からでしょうか。

またお手すきの時にお聞かせいただければ幸いです。

行政機関にしても民間シェルターにしても、適正な飼育管理が行われているかどうかによります。

民間シェルターで、飼育管理が全くできずに動物を次々に病気にさせ、

山のように死なせているところがあることも知っています。

そのようなところは、悪質ブリーダーとなんら変わりなく、管理ができないのなら運営資格なしと思います。

理想は、行政が模範となるべき適正飼育管理を行うシェルターとなり、

民間シェルターが不要になりなくなればよいと思います。

あとお聞きしたいのは、飼う人間だけではなく、動物たちのほうにまで資格試験があると聞きましたが、それが本当なのか、本当であればそれについてのお考えをお聞かせいただければと思います。



なので、殺処分ゼロを掲げた上で、
その実現のために、ペットショップから買うな、と訴えています。

【ペットショップから買うな、と訴えています。】
理想はそうであっても現実はペット店からの購入が最も多いことも調査結果として表れています
全てのペット店から生体販売をなくさせることも非常に難しいことでしょうね
だからあきらめなさいと言うつもりはありませんが 現状の既成事実を変えさせるには業者の力は大きすぎるようにも感じます
立法措置が必要であると感じますが それも現段階の議員諸氏のご理解は難しいことでしょうね

松田さんは生態販売自体はなくすべきではないとお考えですか?

このような質問を受けることが相互理解の乖離を感じますね  失礼しました


>>先ほど、【生体販売ビジネスの廃止】に異論はないとお聞きしました。
繁殖規制には言及されていましたが、業者そのものの存在や、

動物売買についてのご意見が見られなかったため、このように聞いてしまいました。

私の言い方が悪く、失礼いたしました。

私はペットショップやブリーダーで買う人が多いからこそ、そのような啓発をすべきだと思います。

また、法律の観点から言うと、ペットショップでは、子犬子猫を見て衝動買いするケースが非常に多いため、子犬子猫を売らせないよう規制をかけることにより、ペットショップでの購入数を削減できます。

販売業者への規制は、9月1日よりの動愛法改正により、

幼齢56日引き渡し展示販売規制が、わけのわからない猶予つきではありますが決定しました。

販売業者への繁殖規制や展示飼育規制などをかけて、利幅を減らすことによって

生体販売市場の縮小は可能だと思いますので、今後もそのために動いていかなければなりません。



適正飼育の一つとして、保健所への持ち込みにつながる
迷子防止、終生飼養を訴えています。

飼主としての資格基準を設けて 「飼育免許制度」を導入しない限り 個人の能力差は大ですから
無理があると感じます
不適切な民間の多頭数飼育保管所に持ち込まれるよりも行政機関引取をされる方が動物には負担が少ないと考えますが 行政機関にも大きな格差があることも問題ではあります
法律第105号に従っていない 行政機関の保管状況は糾弾に値しますが 経済状況が良くならなければ それも難しいこととは思います

>>私もこれからは飼い主には資格基準、免許制度があっても良いと思います。

ただ、神戸市も取り組みをされていると思いますし、行政が主導して啓発すること

販売者が販売時に迷子防止札やマイクロチップを配布する、

迷子防止札をつけることや室内飼いをすること

終生飼養できなくなる可能性がある人は買わないなどなどの啓発をあらゆる場所で行うことで

人々の意識を変えていくことはできるのではないかと思います。



適正譲渡については、一般の人々に訴えてもわからないと思います。

Vivianさんらしくないご意見ですね
これを理解していただくために兵庫県も『CCクロ』は努力しているのですよ
譲渡前講習会で知識の普及をすることは無駄にはなっていないと感じています

市民の「適正譲渡」に対する理解力を軽く見られていると感じられかねないですね
何故そう思われるのでしょうね?




>>言葉足らずになってしまい申し訳ありませんでしたが、デモと言う形で訴えるには伝わらない、という意味です。
デモは移動しながらなので、人々にちんと理解できるよう適正譲渡を伝えるのには無理があります。
ある程度きちんとした説明が必要な内容については、講習会、
チラシ、インターネットでの普及、と言う形の方が適していると思います。



デモと言う形で、一般の方々に訴えるには、趣旨の内容で十分だと思います。
それ以上のことは、普段のSNS・ネット上やパネル展などでの啓発活動で伝えています。

そこは言論 表現の自由ですからこれ以上求めることは致しません


また、松田さんのコメント
【「ノーキル」を叫ばれるほどに 開業獣医師は適切な「安楽死処置」(安楽殺処置)さえも回避しようとされる傾向が見受けられます】

この意味がわかりにくいのですが、具体的にどのようなことですか?

以前には必要な「安楽死処置」(安楽殺処置)に応じてくださっていた獣医師でも 風評被害に至ることを警戒されることもあるようです
不敵正多頭数飼育の対応で 時間的な余裕のない場合にお願いしていたことでも 最近は行政機関への引取を示唆されることがありますね
その結果他府県からも私に相談を寄せられることがあります
行政機関でのガス殺処分を避けたいからという理由です 
せめて麻酔剤による殺処分をと訴えられることがあります


>>この点はよく存じ上げなかったのですが、以前は獣医師が安楽殺を行っていたが、
ノーキルを訴えたがために安楽殺を行いにくくなった、ということなのですね。

ガス処分機よりも、もちろん獣医師の麻酔薬による処分の方がもちろん良いと思います。

ただ、安楽殺と呼ばれるものであっても、誰も行いたくないものと思います。
注射器による安楽殺は、職員の方々にとって相当な負担だと、元保健所職員の方にお聞きしました。



松田さんは、ガス室での殺処分を安楽死だとお考えなのでしょうか?
私には到底そう思えません。
安楽死を推進されるなら、現状の殺処分方法の改善はなさらないのでしょうか?

以前から
【繁殖規制の無い現状では 安楽死処置は動物福祉からは切り離せないものです-S,Ma】
と申しています
「安楽死処置」(安楽殺処置)とは厳密には人と動物との相互信頼のもとでなければ適切な行為とは言えないとは言っていますが 人の感情を優先して 「安楽死処置」(安楽殺処置)は認めていても立ち会えないと思われる飼主ないしは依頼者のお心を察して 代理として 獣医師に注射を受けるときの立会いとか 飼主様の傍に寄り添って差し上げる等の役割を担ってまいりました

ガス殺処分でも方法によっては「安楽死処置」(安楽殺処置)に近付けることは不可能ではないとも思うこともあります
使用するガスの種類 と用い方 設備 個体別処置(集団追い込みは絶対にしない) 実施する人の思いやり などの条件にもよると感じています
抱けない動物の注射による殺処分は「安楽死処置」(安楽殺処置)とは言えないが 短時間での致死が動物の負担を軽くするとは思います



>>【繁殖規制の無い現状では 安楽死処置は動物福祉からは切り離せないものです-S,Ma】
というのは、安楽死が動物たちにとって安楽なものであることに限定して言えることだと思います。

しかし私は、人間が動物を殺すのに、安楽死などというものは存在しないと考えています。
殺処分というものは、人間が圧倒的な支配権を握っていて、動物には選択の余地がありません。
また、苦痛がどの程度であるか、確認する術を持ちません。

ですので、たやすく安楽殺という言葉を使わないで頂きたいと思っています。
安楽殺ではなく、「苦痛を最小限に抑えた殺処分」でしかないと思います。



現状は負傷犬猫(子犬子猫を含む)、老齢犬猫など以外の健康な個体は炭酸ガス殺処分ですよね。

*誤って「幼齢個体もガス処分対象ではない」というような内容の記述をしておりました。
訂正してお詫び申し上げます。

また、都道府県単位での注射器の麻酔薬による殺処分は、職員の数、予算、職員への負担から、
殺処分しなければならない動物の頭数が減らない限り難しいという意見も聞きました。
しかし、処分機のない横浜市のセンターのように、市町村単位で頭数が少なければ実現は可能かもしれないと。

「安楽殺」を推進なさるなら、まずは動物たちの苦しみを低減できるよう、
麻酔を伴う処分機に切り替えることなど、殺処分の方法の改善について、
ぜひ今からでも働きかけを行って頂きたいです。


最後にもう一つ、松田さんが「安楽殺」を行う場合の定義を教えて頂けますでしょうか。
動物がどのような状態である場合とか、
譲渡をするようあらゆる努力を行って見つからなかった場合とか、
定義があるのではないかと思いますので、お聞かせ頂けたらと思います。



どうぞ、ご検討を宜しくお願い致します。