Traubentörtchen(トラウベントルテヒェン)
ぶどうのケーキ作りました
ドイツ独特のフルーツタルト用のケーキ型
真ん中の所がくぼんでいて
こんな風に焼き上がります
これは直径が10cmほどの
小さいタイプものです。
ちょっとドイツ語講座になってしまいますが
ドイツ語で小さくて可愛いらしいものは
語尾にchen (ヒェン)をつけるので
切り分けて食べるような
大きなTorteに対して
1人ずつ食べるような小さいTorteなので
törtchen(トルテヒェン)という訳です
さて、この独特なケーキ型では
パウンドケーキのようにしっかりしたものや
ジェノワーズのようにふわっとしたものなど
それぞれのお家の好みのケーキ生地を焼き
くぼんだ部分にいちごやラズベリー
ブルーベリーや桃や洋梨やぶどうなど
お好みの季節のフルーツを並べて
仕上げに市販されている
tortenguss(トルテングス)を
全体に流し固めて作るのが一般的です。
tortenguss は片栗粉がベースで
水と砂糖を加えて火にかけ
トロンとして透明になったら
火から下ろしてフルーツの上からかける→☆
すぐにゼリー状に固まるという優れ物で
ドイツならどこのスーパーでも売っている
ホームメイドフルーツタルトには
欠かせない材料です。
残念ながら我が家は
しばらくドイツに行っていないので
現在、在庫切れ
しかたなく今回は
白ワインゼリーを作って仕上げました
日本のケーキはレベルが高くて
本当に美味しいけれど
家庭で作れる
こんな素朴なお菓子をいただくと
何故か心もホッと癒されるから不思議です
家庭料理や手作りお菓子には
きっと目には見えない
秘密のパワーがあるんでしょうね