この曲を作る時、私は相当気が張ってました。

私は、というか、バンド自体が、かな。

原因は、

・時間が無い

・お金も無い 

・前作を超えるものを作らなきゃいけない

・この作品でそろそろ結果出したい、いや、絶対結果出したい

ーー

なんだったら「結果出なけりゃもう辞めよ」

って宣言してたほど。

良く言えば

気合い入ってた。

悪く言えば

切羽詰まってた。



「最後の作品だと思って作ろうよ」

なんて、特にゆうやんとは何度も何度も話したし

「もしでかいとこでやれるようになった時はさ!」

とか夢を語って自分たちを慰めあってた。

この曲作りも

「ここはこうしたほうがいい」

「でもここは絶対にこうしないと歌がこうならないよ」

って何回も喧嘩しながら

スタジオから帰ってお互いの家に着いたら

電話を繋ぎっぱなしにして

ドラムパターンや展開を考えながら

「こんなのどう?」

って電話越しに音鳴らしながら作ったりして。

ゆうやんも私も寝てなさすぎて

カスカスの体力を振り絞りながら、

声を出すのも精一杯の状態で

一生懸命作ってた。

歌詞をつけたのも、この曲が初めの1曲だったので

バンドを組んでから今までの出来事を振り返ってみて

「一時期は調子良かったのにね〜」

なんて

何の事情も知らないくせに外から見た感じだけを言う業界の人がいたり

「早く売れちゃってよ〜〜」なんて簡単なことみたいに言われて

そんな人ほどライブだって見に来てはくれませんし

なんなら音源もタダで渡したってきっと聴いてくれないでしょう。

たくさんの屈辱を味わって

泥水をすするような思いを何度もしてきた。

いわゆる「敗北」というものをじっくり噛んで味わって

なんなら

ちょっと慣れちゃった〜。

くらいの感覚でここまで来てしまった。

だけどね、もうこんな日々は本当に嫌だ。

だっさ。 かっこわる。

私たちのことを信じてくれる人だっている。

明日のことは誰にもわからない。

例え運命が決まってたとしても

そんなもの自分たちの手で変えてやる!

うらぁぁああ!!!!!!!!おらぁぁぁぁぁ!!!!!!!!


っていう気持ちでした。笑

でも、

悔しさがバネになって

エンジンとなって私たちを加速させてくれた

今思えば

私たちに必要な経験だったかもしれないなぁって。

そう考えると

今思えば、とても感謝しています、今思えば。。。



一生懸命頑張って

大好きな音楽やってるだけで

名前も顔も知らない人から

あーだのこーだの評価されて

好かれたり嫌われたりするような世界の中で身についたことがあります。

それは

他人の目ばかり気にして

臆病になって動けなくなったとしても

いざとなった時にその人が責任とってくれるわけじゃない。

自分がやりたいと思うならやれ。

自分がやりたいと思ってるからやってるわけで

やりたくないならやらなくていい。

自分一人やんなくたって世界は何食わぬ顔して回っていく。

だからやりたいなら自分がやれ。

やりたくてやってる。

しょうもないこと気にしてる暇あったら

もっとやることがあるでしょう。


ということ。


冒頭で

結果出なけりゃ辞めよ

って宣言してましたが、

色んな屈辱や葛藤がバンドを成長させてくれましたので

少しずつ助けてくれる人も増えてきて

当分は辞めるつもり無いので安心してください。

いまはチームvivid undressとしてバンドの命を動かしていて

味方もたくさん増えました。

(他の方を敵と思っているわけではないですよ)

明日のことは誰にもわかりませんから。

だからこそ想像するんです。

自分が、自分の周りの人たちが、

幸せになれる未来を。

みなさんにも家族や友人、恋人がいるように

私たちにも大切な人がいて

守りたい人、場所があって

その人たちの笑顔がどうしても見たくて

日々、人生の試行錯誤の繰り返し。

大変だけど、楽しいね。

って

そう思えるような

ちゃんと意味のある毎日を絶やさずに

死ねたらいいな〜。





kiila.

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劣等者の逆襲

いつ間違えたかしら?
答え合わせをしましょう
○も×も ちゃんと
ハッキリクッキリ書いて
人の思いとは
複雑に出来ていません
才能無い脳みそで
言いたいダケの奴が多すぎる 

目に見えないものを選んできました
右向け左で前に習いません
限られた私を謳歌したくて
頑張って
死ぬほど生きてみたいんだ 

描いてた世界とは ほど遠いけど
何が正解かわからないけど
誰も知らない未来は 誰も否定する権利はない
私達はこんなもんじゃない 

ありふれたフレーズ
聞き飽きたクレーム
(うっせぇな黙って見てろ)
酔ってないよ?シラフよ?
何も為してない者の発言ほど虚しい
眼鏡かけて PC 開いて
お好きな世界へ ご自由にさぁどうぞ~

私はあの人を失った
あの人はあの子を失った
そうやって叶わない願いを重ねて泣いた
やがて私達は出会った
それを無理に運命と呼んで
これまでの不幸に意味を与えようね 

神様はいない
だから祈らない
待っていたって来ない
叶うとか叶わないじゃなくて
いけ!いけ!いけ!!! 

描いてた世界とは ほど遠いけど
何が正解かわからないけど
傷ついた過去が ここまで導いてくれた
これから未来で
さぁどうやって暴れてやろう


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