色カルタ(いろかるた)、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。

 

カルタって聞くと、「犬も歩けば…」 絵と文字が書いてあるカードを思い浮かべましたか?

 

色カルタには、文字がありません。絵もありません。 

 

一色の色だけがついています。

 

 

日本パーソナルカラー協会の三浦南海子理事が

 

コミュニケーションをスムーズにするためにDR.と共同開発されたものです。

 

三浦先生は認知症の方のコミュニケーションに役立てられるようにと作られました。

 

この色カルタの使い方を教えていただいて以来、私には伝えたい人たちがいました。

 

 

私はパーソナルカラーやメイクのほかにもう一つ仕事を持っています。

 

障害者の方の就労支援をしています。

 

普段関わっている障害者は身体障害・知的障害・精神障害・発達障害の方たちです。

 

なかでも発達障害の方たちはコミュニケーションが苦手な方が多いです。

 

この苦手感のある方たちに言葉や表情以外の方法でコミュニケーション出来たらと考えていました。

 

そんな時、発達障害児サポートをされている理学療法士、佐古修司さんと出会います。

 

佐古さんはサポートしている子供たちと親御さんのコミュニケーションをもっとスムーズにしたいと思っていたそうです。

 

そして、この度発達障害の傾向のある子供たちと親御さんが一緒に色カルタをするコラボイベントをしました。

 

コンセプトは『親子のコミュニケーションを図る』、

 

色を通してお互いを知ろうというものです。

 

二回に分けて開催しました。

 

一回目は、中学生の子供さんとお父様。そして発達児童デイに関わっている職員の方。

 

「好きな人の色は?」

「お母さんに色は?」

 

こちらの親子はお母さん・奥様を現した色が同じ色の濃淡でした。

 

この色であらわされたお母さんに会ってみたくなりました。

 

お父様から「色は苦手意識があったけど、直感で選べば大丈夫と思った」とご意見いただきました。

 

「お家で色カルタでコミュニケーションしてみようと思う」と入手方法をお尋ねくださいました。

 

 

 

 

二回目は小学生の子供さん4名とお母様たち、そして色カルタに興味を持ってくださった方々でした。

 

 

「好きな野菜の色は?」

 

「好きなおもちゃの色は?」

 

「お母さんの色は?」

 

それぞれに思い思いに選んだ色のお話は親子でよく知っているものもあれば知らないこともあったり。

 

子供たちの素直な意見に親御さんはじめ大人たちはいろいろな気づきがありました。

 

それぞれの個性が出ている色はオモシロイです。

 

子供たちとする時には工夫したいところも見つかったし、次回またやってみようと思います。

 

 

このツールをもっとたくさんの方に知ってもらいたい、

 

コミュニケーションの広がりを応援したいと強く想いました。