１月２４日
月曜日の出来事
朝９時
徳島の実家の奥様から
陣痛っぽいものが来ていると
連絡を受けました。
「心の準備しといてよ～」
昼１２時
一度病院に行く
しかし、ちょっと早かったらしく
一度家に帰されたらしい・・・
「いつでもこっち来れる用意
しといてよ～。」
昼１４時～１６時
少し動いたほうがよいらしく
家の階段を上り下り
さっき奥様の部屋に荷物を取りに行ったら
時間がびっちり書かれたメモ用紙があった。
陣痛の時間を書きながら
歩いてたんですね。
「よいしょ。よいしょ。」
夕方１６時半
陣痛が３分おきになったので
病院へ行くと連絡
少し声がしんどそう。
「今から来れる？
急いで事故せられんよ～
はぁはぁ・・・。」
夜１９時半過ぎ
徳島の病院へ到着
病室に入ると
陣痛と向き合う奥様
苦しそう・・・・
僕は腰をさするぐらいしかできない・・・
「はぁはぁ・・う～ん・・
大丈夫よぉ・・もうすぐ会えるよぉ・・
頑張れ、頑張れ。上手、上手。」
そう、言いながら
以前から決めていた子供の名前を呼び
必死で絶えている。
僕もお母さんと一緒に
腰をさする。
（奥様も子供も頑張れ！頑張れ！）
夜２３時
陣痛が強くなってきた。
周りが少しあわただしい
一度病室から出される。
廊下で少し待っていると
僕だけ呼ばれた。
いよいよだ！！
奥様の頭側にまわって
力む時の補助と応援
陣痛が来るタイミングに合わせて
「んんんんん～～～～！！！！
すぅぅ～
んんんんん！！！！！！」
奥様の体と顔の色が
力みで 真っ赤になり
紫っぽくなるのが
一目で分かる。
僕も一緒になって
「んんんんん～～～～～！！！！
頑張れ！！頑張れ！！！」
奥様の顔を見ると
今まで見たことがない
心配そうな顔で
僕を見ている。
「頑張れ！！
もうすぐ逢えるよ！！
二人とも頑張れ！！！」
「うん！
はぁはぁ・・・・
すぅぅぅ～っ！！
んんんんんん！！！！！！」
奥様の踏ん張っている手を
ギュッと握りしめた・・・・
平成２３年
１月２４日
月曜日
１１時２８分
３３３８グラム
キバ カナデ
木羽 奏耀です。
元気な男の子。
大きな声で泣いて出てきました。
泣きながら
口を吸引
へその緒切ってもらって
体を拭いてもらって
ママの胸の中に・・・
「はじめまして、
ありがとう。」
そう、ママは最初に言いました。
奏耀はもう泣いていませんでした。
この出産でママは
一度も痛いって言いませんでした。
ずっと
奏耀の名を呼び
頑張れ。上手上手。いいぞいいぞ。
ずっと
奏耀と会話をしていました。
後で聞くと、
「痛いって言うと
奏耀が怖がって
出てきにくくなるだろぉ」
僕は泣きそうになりました。
ちなみに今、書きながら
少し泣いています。
世界一のママです。
僕は世界一にはなれないけれど
世界一のママと
世界一かわいい奏耀を
守れる
世界一幸せなパパになります。
ありがとう。
ありがとう。
出産前に
ＳＣＲＥＷスタッフから
応援メールやお電話
ありがとうございました。
友人からのメールもありました
出産後も
お祝いのメールやお電話
本当にありがとうございました。
産婦人科の先生
スタッフの皆さん
ありがとうございました。
すべての人に
感謝します。
ありがとうございました。
・・・・・・っにしても
かわいいなぁ～～～～
