旅するギリシャPart3です。Part1「アテネからミコノス島へ」、Part2「ミコノス島」もぜひ見てください。さあいよいよミコノス島からサントリーニ島へと向かいます。

●サントリーニ島の真っ白い教会

 

■アトランティス伝説があるサントリーニ島

私が参加したツアーは超格安ツアーでした。アテネのホテルはビジネスホテルだったし、ミコノス島までは安い運賃の高速艇でした。ミコノス島からサントリーニ島へも格安の高速艇で行く予定でしたが…。港で船に乗る準備をしていたら、なんと!ラッキーなことにダブルブッキング(二重予約)でエーゲ海クルーズ船に乗船変更になったんです。本来は、デッキもないホバークラフトのような高速艇に4時間も閉じ込められるはずでした。7月のバカンスシーズンで世界中から予約が殺到し船会社はてんやわんや。ダブルブッキングで、追加料金なしに大きなエーゲ海クルーズ船に回されました。嬉しい誤算でしたね。

 

今はあまりないトラブルかもしれませんが、昔は航空会社でもダブルブッキングはありました。私はバリ島旅行の時、キャセイパシフィック航空のエコノミークラスからファーストクラスへ回されたことがありました。エコノミーはプラスチック容器の給食みたいな機内食なのに、ファーストクラスは陶食器のフルコースでしたwww

 

●山に積もった雪のように見えるイアの町

 

甲板のイスに座り、何をするでもなく紺碧のエーゲ海を眺めていました。船のエンジンの振動が生き物の鼓動のように伝わってくるんです。その律動を感じながら海の青を見ていました。やがてゴツゴツした岩肌の島影が現れました。サントリーニ島です。この島は火山島で、紀元前1500年頃の大噴火で火口付近が海に沈みました。海上に出ている火口のフチの部分がサントリーニ島になったのです。

 

1960年代頃から、このサントリーニ島が消えたアトランティス文明ではないかと言われています。天変地異により海に沈んだ高度な文明を持つアトランティス。でも最近は北アフリカ説(チュニジアあたり)も出てきて、諸説入り乱れていますww  さて本当はどこにあったんでしょうね。

 

●断崖絶壁の上の白い町

 

赤茶けた崖の上の方に、雪が積もったように真っ白い家並みが見えます。上の写真は島内第2の町イアです。海からそそり立つ断崖絶壁とへばりつくように建てられた白い町並み。船上から眺めるこの景色は圧巻でした。サントリーニ島へは飛行機でも行けますが、あるガイドブックには飛行機ではなく船で入ってほしいと書いてありました。300メートルもの崖と純白の家並みをぜひ船上から堪能してほしいと。本当にその通りだなと思いました。

 

●小さな港から伸びるジグザク階段と中心地フィラの町

 

次に見えてきたのは島の第1の町フィラです。崖の下の方にオールドポートという小さな港があります。小型の船が着岸します。港から崖に沿うようにジグザク状の階段が伸びています。ジグザク階段の上の白い町がフィラです。ジグザク階段は徒歩かロバしか通れませんww 大型の船は新港(アティニオス港)に入ります。

●新港(アティニオス港)と乗ってきた船

 

白い家並み、白い小径、白い階段。その向こうに見えるエーゲ海。あてどなくブラブラ散策するだけでも楽しかったです。

 

 

 

●オールドポートからのジグザグ階段。ロバが人や荷物を運んでくれるww

 

崖から突き出たように建てられているカフェやレストランがたくさんありました。テラス席に座りアイスコーヒーを飲みながらエーゲ海を眺めていました。

 

​​​​​​​

 

 

エーゲ海の夕日です。次回はサントリーニ島第2の町イアを紹介します。フィラよりイアの方が静かで居心地が良かったです。のんびりアップしていきます。また遊びに来てください。