プラハの旅日記Part1からの続きです。

 

●中世の図書館があるストラホフ修道院

 

超マニアックな話になるんですが…。『風の谷のナウシカ』漫画版(宮崎駿:著)のこと。ナウシカが巨神兵オーマとトルメキアの2人の王子(クシャナの兄)とともにシュワの墓所に向かうシーンがあります。途中降り立たった廃墟の町には、旧世界の動植物・音楽・書物などが保管されていました。そこの大きな図書館でトルメキアの王子は旧世界の楽譜を見つけピアノを弾きはじめます。その一コマの絵が好きで、こういう図書館があったら行ってみたいなと思ってました。

※「風の谷のナウシカ」(宮崎駿:著)より

 

ストラホフ修道院の写真を見つけた時、あのシーンの図書館のようだなと思いました。私が勝手にそう思っただけですけど…。ストラホフ修道院はプラハの中心地から少し離れています。トラムに乗りポホジェレツ駅で降りで歩いて行きました。

 

余談ですが「女は地図が読めない」とよく言われますが、性別で括るのもどうかと思います。私は地図が大好きです。穴が開くのでは?と思うほど時間を忘れ地図を眺め続けます。おかげで旅先の土地勘が行く前にインプットされてしまいます。いつも外国の街で道に迷うことがなかったのはそのせいですね、きっと。

 

さてストラホフ修道院。12世紀にプレモントレ派の僧院として建てられました。2つの異なる様式の図書館があります。保存のために入室は禁止ですが入り口から見ることができます。まずは後期ゴシック様式の「哲学の間」、暗かったので写真がブレブレでした。高い天井のフレスコ画、壁一面の数万冊の蔵書は圧巻! 

※哲学の間

 

 

 

 

 

 

もう一つの図書館はバロック様式の「神学の間」。半円の天井とフレスコ画。蔵書以外にも絵画や地球儀などが展示されていました。地球儀は18世紀のものだそうです。こちらは壮麗な感じですね。

※神学の間

 

 

 

 

ストラホフ修道院を見学した後は街中に戻り、オベツニードーム(市民会館)のカフェで一休みしました。オベツニードームのホールは「のだめカンタービレ」の撮影に使われたそうです。

※オベツニードーム(市民会館)と館内にあるカフェ

 

 

 

アルフォンス・ミュシャ(ムハ)の美術館にも行きました。特にミュシャ(ムハ)のファンではないんですが、でも館内の作品は素晴らしかったです。アルバムを見返したら写真が1枚もなかった…。美術館の内部や作品はフラッシュを使わずに撮ることが多いんですが、1枚もないということは撮影禁止だったかな…

 

次回は南ボヘミア地方の世界一美しい村と言われている世界遺産チェスキークルムロフを載せます。のんびり更新していきます。