下関ナンバー人気は上々 市の交換取り次ぎ始まる 初日申し込みは107台

 10日からの「下関ナンバー」導入を前に2日、下関市のナンバー交換取り次ぎが始まった。同市役所本庁ロビーには、多くの申込者が行列をつくる場面も見られるなど、本庁と4つの総合支所で計107台の申し込みがあり、ご当地ナンバーは上々の滑り出しになった。

 同市がナンバー交換を取り次ぐのは、車検証の記載事項変更がナンバー以外になく、所有者と使用者の名義が同一であることが条件。この日は、午前8時前から市役所を訪れた人もおり、20人以上が並ぶ光景も。当初、普通車先着50台をめどに、13日までの申請分のナンバー交換を18日に行う予定にしていたが、午前11時ごろにはすでに満杯状態。交換は予備日としていた19日にも行うことにした。

 この日申請した同市上田中の自営業徳重昇さん(69)は「故郷の鹿児島に帰った時に、ナンバーを見せて『これが住んでいる街だ』と言えるのがうれしい」。秋根上町の無職沢田信清さん(68)は「他県に行った時に下関を宣伝できます」と語った。

 江島潔市長は「積極的に交換をしていただいて非常にうれしい。『下関ナンバーはマナーもいい』と言われるように、安全運転も心掛けてほしい」と話している。

=2006/10/03付 西日本新聞朝刊=